4本目-The Mystery of Edwin Drood その2

The Mystery of Edwin Drood感想続き。

ここらへんちょっと初演の台本と順番が前後しますよね。

Mr.Clisparkleがランドレス兄妹を
MayorのSaspeaに紹介しようとすると、
市長を演じる俳優が劇場に来ていない!!と
慌ててステージマネージャーがChairmanの報告。
するとChairmanがもしよければ自分が代わりに演じます、
と観客に伝えるのですが、観客から大きな拍手があがり、
Jim NortonさんがChairman兼Sasperを演じることになります。

このChairmanのJim Nortonさんもやっぱり大ベテラン、という感じですよね。
Finian’s Rainbowで見たことがあったのですが、
その時は「ちょっと抜けたおじいちゃん」な雰囲気が魅力的だったのですが、
今回はChairmanとして団員を支えている温かさを感じました。
Chita Riveraの存在感もすごいけど、
私はこのNortonさんの大黒柱的な安心感がすごく好きでした。
そして、もう「うまい」としか言いようがない。

ここでランドレス兄妹がEdwin&Rosaカップルと会うんだけど、
Rosaに一瞬で惚れてしまったNevilleは
とにかくEdwinの態度が気に喰わず、一触即発状態に。
Edwinのセイロンやエジプトに対する理解が低すぎて、
ランドレス兄妹が歌うCeylonは曲調が変化していくから面白かった。

このEdwinとNevilleの様子を見ていたJasperは
ボクのかわいい甥っ子がNevilleと何かありそうだ、
とSasperに注視するように伝えますが、
Sasperがそんなことはなさそうだ、というから、
物事は一面だけ見てはいけない、と歌う
「The Both Sides of Coin」がこれがAct1では圧巻でしたかね。
とにかく歌詞が早口。私絶対あれ歌えないと思うのに、
Willさんがちょっと余裕ぶるのもまたかわいくて。
絶対大変なのにww
そして歌の途中にアンサンブルが出てきて、
鈴が付いた棒を持って、それを鳴らしたり、キャスト間で投げてキャッチしたり、
という歌フリが入ってくるのですが、あのフリは簡単そうなのに、
Willさんの頭でカウントを数えている動きが見れますw

次のシーンではDurdlesとDeputyがSasperに会いに来ますが、
一応Jasperにお墓を案内してくれ、って言われたって、
「ほら、この台詞も怪しいから覚えておいてくださいね」って言う以外は、
効果音と遊ぶシーンみたいなもんですね。

そしてここから、吉本もびっくりなベタベタな展開が続きます。

Durdlesが勝手に仕切り始めて、ほらほら、早く問題を解決しちゃおうよ、
とOff to the racesを歌いかけて、アンサンブルも音を聞いて出てきたのに、
まだダメ―!!プログラム通り進めるんだから、ってChairmanが怒ったり、
お墓にJasperが現れるところで、
ステージマネージャーが風船やマラカスのようなものを使って、
効果音をつけるのですが、Willさんの動きも大袈裟だし、
ステージマネージャーが、Willさんが3歩しか歩いていないのに
4歩目の音も鳴らしちゃって、Clive(が呆れる表情を浮かべる、
というシーンが続くのですが、もう、こういうの好き(笑)。
あとここはJasperがDeputyの首を絞めて、
Murderer!!と言われて我にかえったときに出す声がポイントね。
あんな声、初めて聞いたよ(笑)

そのあとEdwinとRosaが婚約を破棄して、
BrotherとSisterの関係でいましょう、と決めたあと、
Jasper宅でのクリスマスディナーのシーンへ。
Chairmanがクリスマスイブです、と雪を降らせるのがかわいかったですな。

Jasperの家で相変わらず一触即発なEdwinとNevilleを取り持とうと、
Jasperが苦心しますが、結局ピリピリのまま食事が進み、
(No Good Can Come From Badは、それぞれが
内心を歌っていくんだけど、雷の音がちょっと大きすぎる気がした)
嵐が強まってきたのでお開きにすることに。
EdwinはNevilleと一緒に、女性陣はClisparkleに連れられて帰ります。
このシーン、食事をサーブするBazzardが
とにかく大袈裟に台詞を言うのがポイントですねww

翌日。Edwinの姿が見つからず、
ClisparkleがBazzardを使って調べていきますが、
Bazzardのレポート結果は「No News」

このBazzard、いつか大きな役を演じたいと思っている俳優で、
ついつい自分のシーンになると大袈裟になってしまうのですが、
この日は(っていつもだけどw)Chairmanの粋な計らいで、
一曲だけソロを歌わせてもらえることになります。
その曲がNever the Luck。
曲を歌っていると、他の俳優たちが様子を見に出てきて、
途中から一緒に踊ったり、コーラスとして参加したりと、
大きなナンバーになって終わるのですが、
なんかここほっこりしますよね。

するとEdwinがいなくなった当日に着ていたJasperのコートが見つかり、
Nevilleが捉えられ、連れられてきます。
逮捕せよ、と言われますが、しっかり者のHelenaが
証拠(遺体)がないのに逮捕するのはおかしいと訴え、
一旦Nevilleは保釈されることに。

さて、Edwinは生きているのか死んでいるのか、
死んでいるとしたら誰が犯人なのか。
ここに怪しい人たちがいっぱい…。
さ、それを解決していきましょう、とAct1の最後に
やっとキャストがお待ちかね(?)のOff To The Racesが始まります。
キャスト全員が歌って踊ってするので、本当に見ていて楽しいです。

ということで、Act1終了です。


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