NY旅行-12年08月 8.26(日) マチネNice Work If You Can Get It

なんだかNice Workのばっかり書いている気がしますが…。

8月21日から26日までのたった8公演だけの
Willさん as Jimmy Winterもこれで最後です。
席はA109。昨日の席の一列後ろです。

実は金土と連続で見て、オールドファッションドなコメディーだし、
作品そのものが群を抜いて面白いわけではないので、
これは連続で見る作品じゃなかったかなぁ、と少し思ったのですが、
この日はそんな気持ちを最初の1分で吹き飛ばしてくれました。

このラストパフォーマンスは本当にすばらしかったよーーー!!

まず最初のコーラスガールから勢いが違います。
日曜日ですごく疲れているはずなのに、
あまりの声の大きさに、ちょっとびっくりしたぐらい。
そう、周りのキャストの力の入れ方が全然違うのですよ。

そのせいか、Willさんも相当ノリノリでしてね。
歌はいつも通りの声量と美声でしたけど、ダンスに色々とアレンジが入っていて。
まず1曲目のSweet and Lowdownでトランペットの音に合わせて、
トランペット吹くフリしたり、ヒザを叩く振りがいつもより大きかったり。
すっごい楽しそう。

客席もそんな舞台の雰囲気に引っ張られたのか、拍手も笑い声も大きいです。
客席の反応によって舞台上の雰囲気が変わることはときどきあるけど、
その逆、しかもここまで客席の温度が変わるのって結構珍しい気がする。

バーの外に出てくるシーンは、Sweet…をハミングしながら出てくるんだけど、
Willさん、音にアレンジ入れまくり。
普段そんなことしないのに、今日は1曲目ではずみがついたのかしら。

でも結局、演技としては最後まで「抜け感」は出なかったよね。
完全なオトコマエ∧プレイボーイ。

そのせいか、Billieの両肩に腕をかけてもたれかかるところは、
酔っているというより口説いている感じで、
それはそれでドキドキしちゃいましたけど。

そうだ、あとは、なんとなくマシューより体硬い気がしましたw
上下の動きはいいんだけど、左右の動きが硬いのですよね。
腰をグラインドさせるあたりが特に硬くて、動きが小さく見えます。

別荘に着いて、クッキーが荷物を運び入れるシーン。
クッキーが別荘に向かって歩き始めるとWillさんのセリフが始まるんだけど、
セリフが始まったあとに、クッキーがわざと階段で大きくコケましてね。
Willさん、セリフを言おうとしているのに、
びっくりして普通に後ろ向いちゃってましたw

細かい感想は飛ばして、この日変わったことと言えば、
‘S Wonderfulで、Willさんが右手にある椅子に座って、
Billieを見てるところで、これまではおとなしく座って見てるだけだったのに、
この日はパーカッションの音に合わせて、軽やかにリズム取ってました。
さすがパーカッショニスト!!
リズムとったりすると、器用で余裕があるように見えてしまうので、
Jimmyの役柄からはちょっと離れるんだけど、
もう最後だからいいよね(笑)

Act1の最後のダンス、昨日クッキーが違うフリをしていたところは、
Willさんがそのフリに合わせてました。
昨日は一体何があったの??

Act2のBillieがレセプションの準備をしているところに、
警官がきて、なんでメイドの格好してるの?というくだり。
Billieが彼の夢を叶えてあげてるの、ってお尻をスパンクしたあとに、
JimmyがBillieの機転に関心して、Billieを少し見つめるところ。
いつもなら、少し見つめてすぐ次に行くんだけど、
この日はWillさんがわざといつも以上に間を取って見つめてましてね。
しかもめっちゃ上から目線で。
ふーん、そういう切り返し方するのねぇ、そういうこと考えるのね、
みたいな表情で、ってちょっと意地悪な返し方をしたのですよ。

ちょっと!!その意地悪な視線はなにっ!!
Jimmyは抜けてなきゃいけないのに、
完全にここはJimmyが上に立っちゃってるじゃないの!!
でもその視線にぞくぞくするよっ!!
もう勝手に一人で固まっちゃってましたからね、私…。
むしろ鼓動が早まったからね…。あんな表情初めて見た…。

でもそのあとのDo Do Doが終わり、
BillieがJimmyに水をかけるところは、Kelliさんがお返しw
普段は1回なのに、Kelliさん、残った水をもう一回かけようとして、
でもカップの中が空で実際にはかからなかったんだけど、
Willさん、素でびっくりしてましたw そのあとちょっと笑ってたけど。

ということで、総括すると、
曲がキレイ&音域があっていたので、とにかく歌が素晴らしかった。
特にFascinating Rhythmと、Will You Remember Me?ね。
ほんとあれはキャストアルバムのボーナストラックに入れるべきだと思う。

ダンスはね、目の前で笑ってしまったらどうしようとか思ってたけど(失礼)
BARより簡単な振付で良かったです。
気持ちだけ先走って、足がちょっと遅れてるのとか、
ちらっと横の人を確認しちゃうのとか、いつもの癖が出なかったですからね(笑)

そして彼は、コメディーは行けると思うけど、
ボケには回れないことが良くわかりました(笑)
ボケ、というより「抜け」だけどね。

と、総括してみましたが、
とにかくこの日は観客の反応がむちゃくちゃ良く、
かつ俳優たちのパワーも全然違ったので、
本当に見て良かったーーーーと思える公演でした。
こういう公演に年に1度でも当たればラッキーだけど、
今年はこれが見れて本当に大満足です。

終わったあとはSDへ。
他の人が終わるのを待っていましたが、
乳児を抱きかかえた人がいて、
Willさんが慣れた手つきで抱っこしてあげたり、ほっぺを触っていたり、
「父」な一面が見れてラッキーでした。

他の人とのSD-ingが終わり、私へのWillさんの第一声。
「明日帰るんだっけ??」
あ、いや、今回は違います(笑)
いつもはWillさんを最後に持ってくるけど、今回はあと1週間いるんです。

そしてどうしても毎回これを言っちゃうんですけど、
特に歌が素晴らしくて、と言ったら、
「ほんとに?ありがとう。これ楽しい、いい作品だよね。」と。
(Willさん、珍しくちょっと謙遜するタイプですよね。ポーズだけでしょうけどw)
「私もこの作品好きです」と言ったら、
「歌って踊って、する作品好きなんだよね」と。

もうね、dancingって言った瞬間、
某イケメン俳優がI can danceと言ったことを思い出して、
もしやこの人もI can danceとか言うのかとヒヤっとしましたけど、
「好きなんだよね」で止まったのでほっとしましたww

あとはThe Mystery of Edwin Droodのリハの話を聞いたら、
(この日から見て)来週から始まるって言ってました。
プレビューがいつから始まって、オープンはいつで、
限定公演だからいつ終わるけど、1回は延長するんじゃないかな、
(日付が完璧だったw そして完璧だと分かった私もすごいw)
でも限定公演だから、その間に来ないとね(←来ないとねってw)、
と言われたので、年末年始にまた遊びに来るので
その時見ます、とお伝えしました。

最後は「残りの滞在楽しんでね。無事に帰ってね」
「じゃ、また年末にね」とバイバイしました。


いつも最後にしゃべるようにしている+
こちらの英語がつたないことをご存知なので、
ゆっくり聞いてくれるので、Willさんとだと良く喋れますw

いやー、でもまさか、本当にこの作品で
リプレイスが実現するとは思いませんでした。
確かにリプレイスすればいいのに、とは言ったけどさ。
でも楽しい作品を、素敵な歌声で見ることができて、良かったです。
ではまた年末年始に。


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