Anything Goes
Stephen Sondheim Theatre
D11
$137
BOで購入
めっちゃ期待値の高かったAnything Goes。
事前に予習をするのに、Patti Lupone版のCDを聞いていたのですが、
すっごいこれが良かったので、すごく楽しみにしていました。
ちょっと主演のイメージが違うけど、これは絶対私の好みだぞ、と。
チケットはBox Officeで購入。
土曜マチネで見る予定がソールドアウトだったので、
日曜日に水曜マチネのチケットを買いました。
あ、そういえばこれも定価で買いました。
前にBOMだけ定価、って書いちゃってましたね。
劇場は初めて入ったStephen Sondheim Theatre。
入場するために並んでいた間、Freeのwi-fiが拾えたので、
待ち時間もあまり苦にならなかったです。
それにしても客のすっごい年齢層高いですね、この作品。
水曜マチネ、ってことも理由のひとつだと思いますが、
それにしても白髪の老人ばかり。
しかも皆、おしゃれして、指や首にすごい宝石がギラギラしています。
あは、ジーパンみたいな格好ですみません。
そうそう、この劇場。座席が入口より下の階層にあって
オーケストラだと2フロア、階段を下りていかないといけないのですが、
老人にこの階段はかなりきつそうです。
現に、帰りは階段大渋滞だったし。
座席はD列の一番端っこ。
BOで端っこだけど、パーシャルビューじゃないよ、って言われたのですが、
ほんの少しだけセットが見切れました。
でもほんの少しで、特に大勢に影響なしです。
そして、ココ。イスが座りやすい!!
ふかふかしてました。新しい劇場なんですかね。色々キレイだったし。
で、本題の作品ですが。
えーっと。あのー。
これって老人ホーム向けの作品なんですかね…。
というのも、Patti版のCDで聞いていたような、
小気味のいいテンポが全くなくなっていて、
最初の曲から、ゆったりと、揚々と歌い上げる編曲になっていたんですよ。
もうね、最初っから120％で歌われるもんで、すげー疲れる。
そして1曲1曲がテンポがゆっくりになった分、長い。
歌うたびに流れが止まるので、もう3～4曲目ぐらいには飽きちゃって。
Patti版のCDを聞いていたときは、躍りだしたくなるぐらい楽しくて、
テンポも良かったのに、なぜ今回はこの演出なんですかね。
客席が高齢者になることを想定して、老人のテンポに合わせたとしか思えない。
どのシーンも眠くなるとか、つまらない、っていうわけじゃなかったんですけど
ね。
編曲した人、あれはいいんでしょうか。
ただ、やっぱりAct1の最後のAnything Goesと、
Act2のBlow, Gabriel, Blowのダンスナンバーはめっちゃ見ごたえがありました。
特にAnything Goesはタップの迫力が、もう波のようにどんどん押し寄せてきて、
一瞬足りとも舞台から目が離せない！
あれ、全部で何分ぐらいあるんですかね。
想像以上に長かったんですが、最後は劇場中がすっごい盛り上がりでした。
私、特にミュージカルで見るタップが大好きなので、
ここは時間を忘れて見入ってしまいました。
Sutton Foster、歌って踊れるんだから、やっぱりすごいですよね。
ちょっとRenoのイメージとは違ったけど。
(というか、全体的にキャスティングがちょっと違う気もしますが)
Act2の方も、客席が結構歌っててですね(苦笑)
ま、有名な曲なのはわかるけど…。
でもある意味客席と舞台が一体になってたので、それはそれで面白かったですけど
ね。
あと個人的に。
この作品、Andrew Caoという俳優さんがLuke役で出ているんですが。
この俳優さん、去年Robin and the 7 Hoodsでも
Bells Are Ringingでも出ていて、
ダンスがうまいなーって見ていたんですけど、
このAnything GoesでB’wayデビューを飾っているんですよ。
役的に他のアンサンブルより踊らなかったんですが(もったいない!!)
結構気になっちゃって、Sutton差し置いて見ちゃうシーンもありました。
本当はSDでB’wayデビューおめでとう、って言いたかったんだけど、
マチネだったので断念しちゃいました。
ということで。
この作品は、2曲のダンスを見る価値あり!!ということですが、
2012年までランすることが決まったので、
そのうちディスカウント出るんじゃないですかね。
定価はねぇ、BOMじゃないのに定価ってねぇ。
そして、個人的にはトニーのリバイバルは是非、H2$に獲って欲しいです。