NY旅行-GW The Book of Mormon(5/1 Evening)

今回、唯一定価で買ったBOM。
映画が原作じゃないし、モルモン教についてもよくわからないし、
全然公式動画が出てこないしで、
初見で楽しめるかどうかわからなかったので(英語力の問題で)、
そういう作品に定価分のチケット代を出すのはどうしようと迷ったのですが、
あまりの評判に、これはトニー獲りそうだし、
とりあえず「見に行くことに価値があるな」と買った、という経緯がありました。
チケットは1ヶ月半前に抑えたけど、
その時点で一番良かったチケットがM25。
オーケストラはあと最後尾の列のサイドが2枚ぐらいありました。
でも翌日にはオーケストラ席が売り切れていたぐらいだから、
相当な勢いで売れているんじゃないかと。


The Book of Mormon
Eugene O’Neill Theatre
M25
$137+手数料=147.25
telechargeで購入

ちなみに席は一番端っこでしたが、ほとんど見切れませんでした。
前のほうの端っこに座るなら、後ろから見たほうがいいと思う。
結構端っこに面白いものが出てくるのでね。

席についてまず見たPlaybill。
曲目とシーンだけでも確認しようと思ったら、書いていなくて。
ますます旅行客にはつらい状態(涙)

そんな不安たっぷりな中でいよいよ開演。
もう暗くなった瞬間から客席の盛り上がりがすごくて。
さすがに超話題作なだけあります。

でね、もう、この作品、最高に面白かったです。
今すぐ飛んで、これだけ見たいぐらい。
3分に1回笑って、しかも声出して手叩いてました。

これから見る方が多いと思うので、
あらすじやネタばれは書かないつもりだったんですが、
色々書いていたらやっぱり必要になったので(笑)
モロ書いちゃいました。
初見でも結構台詞がわかりやすかったし、
中身を知らずに見に行って、是非とも大笑いして欲しいのですが、
ネタばれも構わないという人だけ読み進めていただければと思います。

というか、この感想、早く書きとめておきたくて
最近うずうずしていました(笑)
忘れないうちのあの興奮を書いておかなきゃ。

※台本読んだらちょいちょい間違って認識していたことがわかったので
気が向いたら書き直します。

まず最初。モルモン教ができるまで、というか、
MormonがMoroniにthe golden plateを託す話から始まって、
現代のエルダーたちが登場します。

もう、最初の”Hello!”から笑えるんですよ。
(ちなみに今、npr.orgというサイトでキャストレコーディングが
無料で聞けるようになっています。曲名はここで確認しました)

エルダーたちが伝教のために家々を回る(練習をしている)ところなんですが、
まず主演の一人のElder Price(Andrew Rannells)が出てきます。
そこから一人ずつエルダーが出てきて、
計10名のエルダーたちの台詞がうまく重なっていくんですが、
時々へんな重なり方をして、ここから大爆笑でした。

そして最後にElder Cunningham(Josh Gad)が出てくるんですが、
いるよね、こういうダメなやつ、という典型的なタイプで、
彼の面白さにも大爆笑です。

伝教に出る前に研修を受けるMission Training Centerで、
相方になるブラザーと行く場所が発表されるのですが、
Elder Priceがねぇ、周りの仲間に君は優秀だから
行きたい場所(祈っている場所)にいけるよって
持ち上げられるんですが、
彼が行きたい場所ってのがねぇ、そこかよっ!みたいな。

ま、これはwikiにも書かれているので書いちゃいますが、
オーランドに行きたい、って密かに思ってるんですよね。

そう、このElder Price、Elder Cunninghamとペアになって、
ダメな子としっかりした子の組み合わせかと思いきや、
Elder Priceもちょっと天然入ってて、これがかわいいんですよ。
最初っから最後まで彼に目が釘付けでした。

そしてこの2人が送られる場所がなんとウガンダ!!
空港にセンドオフのためにライオンキングの一人が出てくるのも笑えます。

そしてまたElder Priceが”You and Me (Mostly Me)”で
天然ちゃんっぷりを発揮。
あー、もう、かわいい(笑)!!

いよいよウガンダへ。
もう治安は悪いし、地元の人たちはAIDSが蔓延しているしで、
もちろん神なんて信じていなくて、そこで歌う”Hasa Diga Eebowi”が
これまた面白くてねぇ。思わず口づみますよねぇ、コレ。

で、またココにいる先輩エルダーたちも、
なんか妙なloser感が漂っている、またいい味を出した集団で。
“Turn it Off”は、あぁ共感できるそれ!!みたいな内容だし、
ダンスも見ごたえがあるし、照明の使い方も面白くて、
ここもずっと笑ってました。

やっぱりAvenue Qの制作者の歌詞はうまいわー。

夜、2人が同じ部屋で寝るところのCunninghamのボケ具合も、
翌日、Elder Priceが一生懸命伝教するんですけど、
その懸命さというか、え、そうやって紹介するの?!みたいな意外性も、
もう笑ってました、ということ以外かけなくて申し訳ないんだけど、
そのぐらいずーっと笑ってましてねぇ。
その紹介するときの”All-American Prophet”はロックで好きでした。

そして1幕最後のMan Up。
目の前で人が殺されて、Elder Priceがこんなところにいられるか!って
ウガンダを去ろうとするところで、相方Cunninghamが
こんなときどうする?!と自分に問いかけるところなんですが、
これがまた大集合で大盛り上がりなのも、
Act1の最後にふさわしくて好きでした。

で、さらに2幕はヒートアップ、というかやりたい放題(笑)

残ったElder Cunninghamが伝教する内容は、
おいおい、それ大丈夫なのって言うぐらいぶっ飛んでるし、
(そして、この作品、効果音の使い方がうまい!)
オーランドについたーって勘違いしてる
Elder Priceがかわいすぎるし、
でも、相方と離れてはいけないいうルールを破った罪悪感から
昔うそをついたときの悪夢を思い出すSpooky Mormon Hell Dreamも
これがまた、それ出すの?!みたいなビックリがあったり、
2幕も腹筋が休まるところがありません。

で、Elder PriceがElderたちのところに戻るんだけど、
ただ戻ると、Elder Cunninghamがすごい方法(?)で
ウガンダの人たちを説得したことを知り、
自分もincredibleなことをしなくては!と
I beleiveを歌って、一番やばい人のところに行くんだけど、
(名前は書かないほうがいいですね…笑)
ここのオチがまたしょうもなくて。でもこの曲、私は一番好きかも。

いやー、ほんと、こういうしょうもないことを良く形にするねぇ、この人たち。

そして、Elder CunninghamとNabulungiとの
Baptize Meがベタな展開なのに、ついつい引き込まれてしまいました。

Elder Cunninghamの功績によって、
今まで全然説得できなかったウガンダの人たちが
教会に入ることになったから、
ウガンダの人たちが本部からえらい人たちの前で
教わったことを自分たちで発表するんだけど、
そもそも正しいことを教えていないわけで。
ここのぶっ飛び方も、もうハンパじゃないです。

むしろ引くぐらい(笑)
ここは置いていかれないように、笑って欲しいです。


↑エルダーたち最高。

で、もうとんでもない展開ばっかりなんだけど、
最後はElder PriceとElder Cunninghamが
友情を確かめ合って終わるのも、
Avenue Qみたいで、終わりがすごくキレイで、またいいんですよねぇ。

そして最後のTomorrow is a latter dayも
キレイにまとまっていて、最後はもう大拍手でした。

いやー、もうね、笑って笑って大変でした。
でも笑うだけじゃなくて、ちゃんと最後はほっこりする内容なのもいいし。
もう、なんていうか、このクオリティ、
他の新作と比べて群を抜いていたと思います。

そして何より、エルダーたちがかわいいんですよ。
今すぐエルダーたちに会いたい(笑)

…で。実は。
ちょっとしたつながりがあって、この日、
終演後にバックステージに入れていただきました。with Kさん。

舞台、もっと奥行きがあると思ったら、結構狭いんですねぇ。
そしていろんなセットがどこにあるのか教えてもらいました。
あとはその人のドレスルームにいれてもらったり。
舞台上では写真を撮らせてもらったり、
主演のAndrew Rannellsと挨拶して握手してもらったり、
本当に特別な機会を頂きました。

しかも、その案内してくれたキャストが、
全員分のサインをポスターに入れてプレゼントしてくれまして。

これは宝物です。

あーーーーー、もうこれ書いていたら
今すぐ飛んで行きたくなりました。
本当に面白かったー。

※私の英語力なので、間違っている部分、
あと思い出せなくて飛んでいる部分もありますが、ご了承を。
そういやあんまりウガンダの人のこと書いてなかったなぁ(汗)

 


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8 thoughts on “NY旅行-GW The Book of Mormon(5/1 Evening)

  1. 私もこれだけを観に飛びたいです。ネタバレ。。パァーとだけ読ませて貰って。早いとこ観たいです。端っこ席がまたにぽっと出て来る理由がわかりました。バックステージ経験といい、最高の観劇でしたね。私も近いうちに!(なんて。。チケット夏ぐらいまでないですよね)

  2. >Megさん
    あらーMegさんまで読まれちゃいましたか(笑)
    でもこれは本当に見た目で楽しめる作品なので、中身をある程度知っても十分楽しめると思います。
    バックステージは本当にラッキーでした。初めて入ったんですが、舞台から見る客席はなんか迫力がありました。あそこが満席になって、しかもお客さんが大爆笑しているところで演じるのって気持ち良さそうです。

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