NY旅行-GW H2$(4/30 evening)

実はクリス(Christopher J. Hank)が見られる！ということ以外、
そこまで期待していなかったH2$。

ですが最初に言おう！
BOMに続いて面白かったです。

H2$
AI Hirschfeld Theatre
A5 $30 Rushで購入

作品もよく知ってるし、ラドクリフにはそこまで期待していなかったしで、
ま、一度見ておけばいいかな、という感じだったのですが、
華やかに仕上がっていて、見ていてワクワクしたし、
かつラドクリフが大変好演で、
これはもう一度いい席で見たいと思いました。

Kさんもおっしゃっていましたが、Promisesに雰囲気が似てます。
と、思ったら同じコリオグラファーだったんですね。

席は前述の通りRushでゲットできたAの5と7。
開演しても、1と3の人が来なかったので席を移動したのですが、
Coffee break前にその二人が来てしまいました。
残念。

さすがにA5、7だと見切れる部分もあって、
1と3に座りたかったんですけどねぇ。

そう、結構振り付けが見切れたんですよ。
The Company Wayとか、舞台の後ろの方で動いている人が
結構面白かったので、これは後ろから見たかったです。

で、まずこのH2$を語る上で一番の注目ポイントは
なんと言っても…クリスの腕でしょう(笑)!!
ひょろっとしたイメージがあったのですが、
めっちゃくちゃたくましい二の腕に目が釘付けになりました。
Tim氏に吹っ飛ばされた人とは思えないガタイの良さ。
半そでの衣装のシーンは顔と腕と半分ずつ見てましたかね。

そしてまたこのクリスがかわいくてですねぇ。
口を尖らしたり、尖らしたまま息を吐いて唇を震わせてみたり、
まぁかわいいったらありゃしない。

そしてhilarious!!って言葉、この人以上に誰が似合うんでしょうか。
出てくるたびに細かく色々と演じていて、目が離せませんでした。

しかもFinchをいじめてる感じが、全然憎たらしくなくてねぇ。
いじめたいのに、いじめきれていないというか、
いじめっ子なのに、ガンバレーって応援したくなる感じなんですよね。
陰湿さとか、陰険さがないのがBudの良さだと思うのですが、
そういう部分でクリスのBudはまさにその通りだったと思います。

あと、Mail Roomのシーンですかね。
退場しながら電話の線をぐるぐる首に巻くところは大爆笑でした。
そしてちょいちょいダンスが遅れそうになるところも、またかわいくて。
いや、誉めてますからね、コレ(笑)＞Aさん、すみません!!
もうラドクリフそっちのけでクリス見てましたから。

実はクリスさん見るの、今回が初めてだったんですけど、
Aさんから色々聞いたり、Vlogを見たりして親近感だけは感じていたんですが、
こんなに面白い演技をする人とは思わなくて。
この1回の観劇だけですっごい好きになりました。
CBのメガネを舐めるところとか、
Been A Long Day (Reprise)のニヤニヤしてる感じとかすっごい楽しそうで、
こっちも楽しくなりました。
ハマり役だと思ったので、ちょっとトニーも期待したんですけどね。

ラドクリフは、もう上から目線ですみませんですけど、努力賞をあげたい!!
よく訓練しましたね、マジで。
アンサンブルのダンスのプロに囲まれながら、彼は体が小さいので、
普通に踊る分だけでは完全に見劣りしてしまうと思うのですが、
「よく見せる」踊り方をしっかりマスターしていたように思います。

あと、音も結構安定してましてね。
やや声量が小さかったけど、でも良かった。
それと、なんていうんですかね。
ラドクリフのFinchが確立されていたというか、
聡明で抜け目のない、でも、嫌味がない、
彼らしいFinchってのが出来上がっていた気がします。
舞台が暗転して、ラドクリフだけにスポットがあたって笑うところも、
ニカっと笑うというよりハニかむ、という感じだったけど、
それがまたラドクリフらしくて良かったというか。

演出の上手さもあると思うのですが、
批評の中に、彼は将来のB’wayスターになれるってあったのも、
この努力を見てなんだかわかった気がします。

全体的にはやっぱり振り付けが楽しかったですね。
The Company WayとGrand Old Ivyはもう一度みたい。
最前列端っこだと、結構見切れてしまったので、次は正面から見たいです。

もともとこの作品は好きで、マシュー版のを色々と駆使して見たり、
日本版の公演も見に行ったりしたぐらいなんですが、
華やかさという点では、今回のが一番ですね。

見ててワクワクする、ってのがやっぱりミュージカルの醍醐味だと思うので、
これは私的にオススメです。
ちょっとAct2の最初とかたるいかな、って思うけど、
それを差し引いても面白い。
去年のPromisesみたいに楽しい！って心底思えました。

そして何度も言いますけど、皆さん、クリスの腕に注目ですよ！
あとできればクリス、最後のカーテンコールもメガネかけて出てきて欲しいです。
メガネが印象的なので、最後にあの格好でメガネなしで出てきちゃうと、
一瞬あれ？って思うので、これはもったいない。
是非メガネで出てきて、拍手喝采を浴びて欲しいです。

終演後。

土曜日夜ということもあって、SD近辺はとにかくすごい人の数。

ラドクリフ＜クリスだったので、最初は遠巻きに見ていたのですが、
ラドクリフがちゃんとサインしていたので、SDに近づいてみたんですけどね。
本人が小さい＋キャップをかぶっていたので、
上から手を出しても気づいてくれなくて(笑)
サインが欲しい人は最前列で待つことをおすすめします。

クリスはラドクリフの前に出てきてサインをしていたのですが、
柵から離れたところを追いかけて、写真を撮っていただきました。
ちょうどクリスがtwitterを始めた日だったので、
followします、みたいなことだけ言いました。
で、写真を撮るときに、肩をがっちり組まれたんですけどね。
その組んだときの勢いがめっちゃ男っぽいんでちょっとびっくりしました。

いやー、ほんと、H2$、また見たいです。
もっと全体的にダンスを見たいけど、
でもまたクリスを目で追ってしまいそうです。