NY旅行振り返り日記-9/19その4

Act2。

正直、こんなにAngry Danceを見てテンションがあがったことがなく、
とにかく胸が躍りっぱなしでした。
もちろん席がいいとか、目の前にWillさんがいるとか、
色んな条件が重なったこともあるのですが、
なんといってもBillyが素晴らしかった。

2幕目は町のクリスマスパーティーのシーンからスタート。
えっとですね、実はココのWillさんに衣装苦手で(笑)
赤とベージュと青のチェックなんだけど、
シャツをインしてるからなのかなぁ。
なんかすごく違和感があるのですよ。
でもここのWillさん、唯一楽しそうな顔をしているシーンなので、
見逃すことはできません。

Willさんは舞台の右の方にいるんだけど、
真ん中の子どもたちのMaggie Thatcherを無視して(笑)
舞台の右ばっかり見ていたら、目が合ったような気がしました。
いや、実はAct1も目が合ったような気がするのですが…。
一旦最初のシーンで目があって、もう一度見ましたよね?と思ったのですが、
こういうことを言うのはなんとなく「イタイ」のでもうやめておきます。

片手にビールを持ち、町の女性と仲が良いのか、
親しげに喋ったり、ハグはしてたっけ、
他にも子どもたちと喋ったり、楽しそうです。
この女性とTonyってどういう関係なんですかね。
Act1の最初のシーンでもすっごく親しそうなんだけど、
そういう仲なんでしょうか。
誰も気にしていないんでしょうけど、私は気になります(笑)

子どもたちの出し物が終わって操り人形を動かすところは、
前に大きな人がいて見づらかったんだけど、
ここはSolidarityと違ってリラックスしているような感じです。

で、大人がMaggie Thatcherの格好をして、戦車で出てくるところ。
私の手元に黄色の大砲が飛んできました(笑)
記念に持って帰ってきています。

このあと、Dadが何か歌ってよ、と周りに言われて
Deep Into The Groundを歌いはじめるんだけど、
この曲、ちょっと辛気臭いからですかね、
Willさんが、Dad、その曲はやめてよ、
と何度も言うのですが、Dadは歌い続けます。
このときのWillさんの顔、他の作品では見たことがない感じなんですよね。
Dadが全く理解できなくて、理解できずに苦しんでいるわけではないんだけど、
戸惑っている様子というか。この顔、ツボではないんだけど、
この表情を見るたびに胸が締め付けられます。
あー、ここでTonyとDadでは考えていることが違うんだな、
ということを表現していたのかなぁ。
で、このシーンは一番最初にセットの裏からはけていきます。

そしてBillyと大きくなったBillyとの共演。
あのー、この大きくなったBillyって前と違いましたっけ?
なんか曲を無視して踊るんで、Billyと合ってないんですよね。
ちゃんとシンクロしてくれないとキレイに見えないんですが、
誰かそうちゃんと伝えて欲しいです。
このシーン、初めて見たときに、すっごく感動したのに。

だけどこのあとの流れは何度見てもぐっとくるものがあります。
バレエを踊るBillyを見て、この子には才能があると知るDad。
これまで続けてきたストをやめ、働くことを選び、
一方でTonyはストをずーっと続けるものだと信じている。
スト破りのなかに父を見つけてしまったときの、
Daaaadddddの声は、耳から離れません。
そしてすごいスプラッシュ(笑)

Dadの行為が理解できず、なだめるように話すWillさん。
でもDadの意思は堅く、かつ、この決断に至るまでの
苦しい胸の内が伝わってきます。
Willさんはなだめる感じから懇願する感じになり、
そして怒りがこみ上げてきます。
町の人に冷たい目で見られるWillさん。
いつもWillさんの周りには人がいたのに…。

Hallに戻り、Dadが帰って来た瞬間に殴りかかるWillさん。
この剣幕は何度見ても、ハラハラします。
Tonyがひとりでバールを持って出て行こうとしたときは、
Tonyを殴って止めたお父さんが、今度は小さく見える。
そしてTonyの信じてきたものが家族のなかから崩れる絶望感。
でも町の人がBillyのためにオーディション費用を出してくれることになり
随分前からストをやめ炭鉱で働いていた人からもお金の寄付がありますが、
これだけは許せないWillさんは、とにかく大声で怒ります。
もう劇場の空気が超張り詰めてる。
そしてしばらく間があって、飛び出していくTony。
やっぱりここの走り方がおっさんなので、
最後の最後に笑っちゃうんですよね、ごめんね、Willさん。
すっごいWillさんのActingの見せ場なのに。

オーディションのシーンは、
先ほどの張り詰めていた空気とは違い、
Dadと付き添いできている別のパパとのやりとりや
ロンドンっ子(?)の生徒とのやりとりに爆笑。
でも最後のElectricityはとにかく見とれちゃいました。
何かBillyの未知の可能性を感じるような、
ひいてはBilly役の子の果てしない可能性を感じるような、そんな印象でした。

自宅に戻り、結果が届くシーン。
Dadとグランマの落ち着かない様子と、
でもその中でひとり冷静なTonyの構図が面白いですね。
なんだかんだで弟思いなんじゃん、Tonyって、と
少しほっとさせてくれるシーンでもあります。
で、Billyが家に帰ってきて、3人が結果の通知に目配せするところなんて、
Willさんの表情がおかしくて、ここもWillさんばっかり見ていました(笑)
でもEsquireとQueerの部分はWillさんの表情が
何を意味しているのかイマイチわからなくて(笑)
笑うわけでもなく、驚くわけでもなく、合点するわけでもなく、
目を丸くするんだけど、あの表情はどういう意味だ。

Billyの合格がわかり、BillyとじゃれあうTony、
お兄さんというよりお父さんですが、
その直後にストが終わったことを知り、また怖い表情に戻るWillさん。
これまで払ってきた犠牲について言及するけど、
どこかで自分たちが恐竜だってわかっていたんですね。
でもこれしか自分たちに道がなかった。
We’re dinosaursという台詞がすごく耳に残りました。

で、作業着に着替えて炭鉱に向かうシーン。
ここもWillさんの声がすっごくよく聞こえました。
いい声だーーー。

そして先生とのお別れがあり、Michaelとのお別れがあり、
いよいよフィナーレのスタート。

ひゃーーーーー。また見れちゃいましたよーーーー。
Willさんのチュチュ姿!
そしてまたWillさんへの拍手が大きい!
これは何度聞いても嬉しくなっちゃいますね。
しかもWillさんがですね、このカーテンコールで目の前に来まして。
もう心臓バクバク言っていたと思います。

Willさんが輪に加わってからはずーっとWillさんを追っていたので、
Billyがどんな動きをしていたのか全然覚えていないのですが、
いいんです、私はWillさん見に来ているので(笑)
そして最後のFinish!劇場中からとにかく惜しみのない拍手です。
いやー、今まで見た中で私、今回が一番良かったよーーー。
ここまでBEでワクワクしたのは初めてでした。

で、幕が下がると、あ、Willさん、
幕下がってる途中からチュチュ脱ぎましたね(笑)

あちゃー。また長くなったので、
ステージドア以降の話は次のエントリにします。


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2 thoughts on “NY旅行振り返り日記-9/19その4

  1. 詳細Willさんレポ、素敵です(笑)私もBEまた見たくなってしまいましたよー。おっさん走りのWillさんがチェックしたい!
    幕が下りきらない前にチュチュ脱ぎだすって…(笑)やっぱりチュチュ姿は自分的にも違和感なんですかね~。

  2. >kanaさん
    この記憶力、もっと他の場面で使えればいいのですが、Willさんの観劇記録にしか使えないみたいです。毎日疲れて寝てしまったので、今回はメモを取らなかったのですが、詳細に覚えています。
    そうなんですよー、チュチュ、幕が下がりきる前に縫いじゃうんです。我慢できないんですかねー。是非kanaさんもWillさんのTony見て下さい!

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