NY旅行振り返り日記-9/19その3

いよいよこの旅行の裏目的(?)だったBilly Elliotの観劇です。
妹もこのミュージカルを見るのを一番楽しみにしていて、
かつ私もSD以来のWillさんが見られるとあって、どきどきしていました。


Imperial Theatre
A111
$89
Telecharge

昨年もWillさんがTonyになってから見ているけど、
その当時はまだFull Priceのみでした。
いつの間にかtktsにもディスカウントにも定番で出てくるようになりましたね。

劇場に入ってまずキャストボードを確認。
ちゃんとWillさんの名前、ありました。
この日お昼頃にKさんから、AさんがWillさんを
劇場街で目撃した!というtextを頂いていたので、
出るだろうとは思っていましたが、名前を見て一安心です。

このA111という席は、2列目のほぼどまんなかでした。
これがディスカウントで出てきたんですよねー。
でも目の前の男性2人組の座高が高くて、ちょっと見づらかったかな。

この日のBillyはPeter Mazurowskiくん。
MichaelはGabriel Rushくんでした。
お父さん、おばあちゃん、先生は去年と一緒。

いよいよSmall Boyが出てきてスタートです。
最初のMinerたちのシーン。
前回は端っこから見たので、このシーンに
Willさんいないやーと思っていたのですが、実はいました(笑)
お父さんもいました。
しかもちゃんと歌ってる声聞こえるし。
町の女性とハグはするし、周りの仲間と話はしているし、
めっちゃ色んなことやっているのに、なんで前回見逃したんだろ。

でもスト決行の知らせがあって、
炭坑用の服から私服に着替えるところで
Willさんとお父さん、いなくなった気がします。
お父さんがこのシーンに登場する写真が存在しているのですが、
お父さんがいたら見逃さないと思うんだけどなぁ。

で、BillyがMichaelと別れてTake me up♪の歌が始まります。
今回のBilly、まだ体も小さいし細いし、
シャイな感じとか、素人っぽいというと御幣があるんだけど、
「僕、すごいでしょ」みたいなアピールも全くなく、
Modestな感じがBillyのイメージぴったり。
一番最初に見たときのDavidくんを思い出しました。
もうBillyは10代目まで来ているし、
前回のBillyがあんまり好きではなかったので、
今回のBillyにはあんまり期待していなかったのですが、
なんだか今回の子はオーラがあります。期待が高まりました。

そしてBillyの家のシーン。下からWillさん登場です。
お父さんに何やってるんだ?と聞かれて、
nothing, do nothingというんだけど、
このnothingの言い方がツボです。低い声がステキ。
そしてやっぱり顔が怖い(笑)。怖い顔でパン食べてます。
靴をテーブルから下ろせって言われて、
Dadがテーブルの下に靴を置くのに、
それをもう一度テーブルに乗せたあとの表情もポイントです。
超いたずらっ子っぽいんですよ。してやったりみたいな表情。

で、仲間が来て、その靴をはいて地元のHallに向かい退場。
なんか走り方がややオッサンなんですが、
Willさん、まだ若いお兄さん役のはずなので頑張ってください(笑)

Boxing教室のシーン。
Small BoyのJesusから、Billyのダンス風ボクシング、
MichaelとBillyのSorry連発シーン、先生の股間を間違って
殴ってしまうところまで、とにかく大爆笑で見られました。
なんか今日の子どもたち、息も合ってるしタイミングもいいなぁ。
この流れがすごくスムーズで、より面白く感じました。

そしてShine。
先生役の人、前回と同じはずなんだけど全く違うように見えました。
前はうーん、イマイチだなぁっていう感じだったのに、
いい意味で毒々しいというか、場末感というか、味があった。
それにこのシーン、Willさん出ていないので(笑)
ステージのダンスを真剣に見られるんですよね。
女の子たちも良く見ると、ちゃんと演技しているし(笑)
なんか、どの子も「私を見て!」みたいな図々しさがなくて、
とても好感を持って見られました。

次のBillyとグランマのシーン。
Billyが健気にグランマのお世話をして、
かつグランマとグランパの思い出話を真剣に聞いている姿が、
とにかくかわいくって。
でもグランマって出てきた最初っからこう飛ばしてたっけ。
ずーっと飛ばしてるから、抑揚がなくてちょっと食傷気味になりました。

で、Solidarityですよー。
最初の警官のみのシーンではWillさんいませんが、
警官vsMinerになると出てきます。
そういえばこの警官が一列になっているところで、
DebbieがBillyに「あんたのママは?」って聞いて、
「ママはいない」というところ、このDebbie役の子の
「あ、そうなの、じゃあねー」という間が最高でした。

Willさんが出てきて、警官と歌で言い合います。
あれー、前回こんなに声聞こえたかな。
いや、私がWillさんの声を探しあてられるようになったんだな。

そしてここはなんといっても子どもたちとのダンスでしょう。
なんかWillさんのダンスって一つ一つの動きがカチッ、カチッとしているんですよね。
細部にまでぬかりなく、力入れている感じ。
子どもを抱っこしてバレエっぽくちょろちょろ動くときも、
子どもの腕を自分の服の中に入れて、
自分がバレエのポーズをとる指の形も力入ってます。
そしてこの指の形がバレエっていうより、ロックっぽい(笑)

ほんとはここ、月日が経つのを表現していて、
先生の衣装は変わるし、Billyはバレエが少しずつ上達していくんだけど、
でもほとんどWillさん見ていたので、他は覚えてないです。アハ。
ちゃんと1回、フラットな視点で見ておいてよかったー。

そうそう、一旦Minerが真ん中に集まってきて、
その影に隠れてWillさんが、「誰かに殴られた」と
血のりを口のあたりのつけるところ。
目の前でその様子を見たのですが、
どうやってあんなに「殴られた感」たっぷりにつけられるんでしょうね。
つけるタイミングってかがんだ一瞬だけなのに。

で、最後にMinerたちは右側のセットの上に登って、
左側には警官がいて、
真ん中ではBillyのバレエの回転(?)が決まるところ。
Willさん、肩めっちゃ動いてます。ハーハー言ってます。
やっぱり力入れすぎだよー(笑)

でもほんとにこのSolidarityはBEの中で一番好きなシーンです。
いや、Willさんしか見てないけど、
大勢出てくるのに、時間も長いのに、バラバラ感が全然な
い。
ほんとこの振り付けの人、天才だなぁ。

そしてもうひとつ楽しみだったExpressing Yourself。
最初のMichael役の子は、もう完全にエンターティナーだったけど、
2回目に見たときはそれがトーンダウンしていて。
かなり個人の力量によって、
このシーンの楽しめ方に差があることがわかったので、
ちょっと不安ではあったんですが、
Michaelが出てきた瞬間からその心配は吹っ飛びました。
1回目の子にはかなわないけど、この子、エンターティナーです。
視線とか表情の作り方が良い。
かつBillyとMichaelの2人の息がぴったりで、
2人でタイミング合わせるために目で合図を送るところとか、
とってもほほえましかったです。

そしてDear Billyのところ。
もうね、Billyが手紙を読み終えたあと、大号泣だったんですよ。
最初は泣く演技しているのかなぁと思ったら、
先生とお母さんが一緒に手紙を読むあたりから
目に涙をためていて、そのあと肩を揺らしながら泣いて。
まさにわんわん泣いている、という表現がぴったりなぐらい。
その涙に私、もらい泣きしました。
斜め前に座っていた、体の大きいおじさんも大号泣。
いやー、まさか、こんな演技派のBillyがいたとは。

Born to Boogieは、ここは今回はピアノを弾いているおじさんに
目が釘付けになりました。
この人、前からいたと思うんだけど、こんなに面白かったっけー?

そして家のシーンに戻り、Willさんが隠れて一人警官に向かうところ。
Dadとの喧嘩のシーンが、本当にピリピリしていました。
DadがTonyを殴るシーンなんて、ほんとにシーンとしていましたからね。
そしてTonyやめて、というBillyの声がこれまたかわいくて。
もう、このBilly、過去最高です。

そしてWillさんがまた血のりだらけになって戻ってきて、
Billyがダンスのオーディションにいけなかったシーン。
先生がやってきて、DadとTonyにこれまでの状況を説明すると、
Willさんが怒って、先生に噛み付くんですが、
Willさんめちゃくちゃ怒って、声も大きくて、すごく迫力あるんですが、
すみません、声が良いもんで、そっちに気をとられてしまいました。
普通、見ている人は先生とBillyの目線で見るんだろうけど、
多分、あの劇場で一人、Tony頑張れって見ていたと思います(笑)

で、Billyにだったら踊ってみろ!と
テーブルの上にBillyを乗せるシーンも、
ごめんなさい、どうしてもTony目線で見てしまう。
そしてAngey Danceスタート。
このBilly、自分の気持ちや怒りを爆発させるというより、
悲壮感みたいなものがあって、
自分がやりたいことと、でも、今のこの町や家族の状況を考えると、
自分ひとりではどうしようもない部分がたくさんあって、
自分ではどうしていいのかわからない感じが
ストレートに出ていて、すごく印象的でした。
ダンスも最後のほうは同じ動きの繰り返しだってわかっているけど、
繰り返してるね、と、全く思わせない完成度の高さ。
決して超ダンスがうまい、というわけではないのに、
目が離せませんでした。

Willさんはというと、最初にちょっとだけ、
トイレの上に登ったり、そこから降りたり、という
動きがありますが、ダンスが激しくなるとその後は出てきません。
で、やっぱり走ってはけるシーンがややオッサンです。
Willさーーーん(涙)

ということで、長くなったのでAct2は次のエントリにします。

 


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2 thoughts on “NY旅行振り返り日記-9/19その3

  1. 今さらのコメントですいません。
    「怖い顔でパン食べてます」に1人で爆笑ですw heatherさんのBE観劇記を読んでるとものすごくBEが観たくなります。というかWillさん?! でも、このBillyの子がすっごい見てみたいー。

  2. >shimokoさん
    ほんと、是非Willさんのチュチュ見に、BE行ってください!
    そしてこの回のBilly役の子は本当に良かったですよ。私の中でダントツBest Billyでした。まさかBillyの涙にもらい泣きするとは…。

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