2月4日からのSF&SAC旅行。
(sacramentoってこうやって略していいのかな?
わかりませんが面倒なのでSMって略します)

↑SMではなくSACと略すそうなので、そう変更しました。
久しぶりに4泊6日と短い旅行でしたが、かなりの濃度で、
でも日本に戻ってきたからといって、
あー、あそこに戻りたいという感傷的な気持ちにもならず、
なかなかよいバランスの旅行でした。
(詳しくはあとで書きますが、SFもSACももう多分行かないでしょう…笑)

RENTは4回観る予定だったので、メモ帳を持参して、
夜に思ったこと、気づいたことをメモしようと思ったのですが、
毎日日付がかわってもお喋りしてからホテルに戻ったため、
ホテルに帰ったら即就寝、になってしまい全てを書ききれず、
既に忘れてしまったところもあるのですが、ふと思い出す部分もあるので、
そのときはコソっと追記していきます。

ではまずは、もうRENTの思い出が濃すぎて、
なんだか遠い昔に感じるSFの話から。

*******
今回の飛行機はANA。
SFO⇔SMFがUA便しかなかったので、
NRT⇔SFOもUAかスターアライアンスのANAで行こうと考えていて、
ちょうどチケットを探していたときはほぼ値段が一緒だったのでANAを選択。
行きはほぼ満席でした。そして団体が2つ。
うるさくはなかったので良かったけど、
何故か1つは団体名の入ったIDを首からぶら下げていて、
もう一つも全員パスポートを首から下げさせられていてちょっビックリ。
未だにあんなことする人たちっているんだ(笑)

機内では観光ガイドを見て行きたいところを考えたり、映画を見たり。
「インフォーマント!」があったから見ようと思ったのに、
吹き替えか中国語字幕しかなく断念。
かわりに「The Stepfather」を見てみました。
Gossip GirlのDan役の子が出ていたのでね。

SFO到着は定刻通り。
前回のNYでも思ったけど、入国審査がかなり厳しかったです。
どんな仕事しているの?仕事の内容は?
去年2度NYに行っているけど、給料はいいの?などなど。
給料はそんなに良くないよーと言ったら、じゃ、この去年の2度の旅行と
今回の旅行はどこからお金が出ているんだ?と聞かれました。
あ、それは給料です…。
あと行程表を見せろと言われて、ファイルを取り出したら、
そのファイルごと全部見せろと言われ、
RENTのチケットについても色々と聞かれました。
ま、7枚ぐらい入っていましたからね(笑)
たくさんあるのは友達の分も持っているからで、
1人1枚チケットが必要なのよ、と説明しましたが。
女一人旅だから長いのかと思いきや、
他のブースも尽く質問攻めに合っていて、全体的に厳しくしているんだなぁと。

そのあとBaggage Claimで、あっさり荷物がでてきたんだけど、
席のポケットに観光ガイドを忘れたことに気づき、
空港係員にお願いして取りに行ってもらってしまいました。
やや時間ロス。

そこからBARTに乗ってPowell Sta.へ。


16年前にSF旅行で、空港から街中が比較的近かったのを覚えていて、
地下鉄でもすぐにいけるだろうとBARTを調べたら、
約30分、しかも$8.1で着くことがわかったので、今回はこれで移動しました。

ホテルはGeary St.にあるThe Touchstone Hotelというところ。
(あとで気づきましたが、RENTのSF公演って
このホテルの目の前にあるCurran Theatreだったのね。
部屋がその劇場に向いているところでした)
駅から徒歩5分ぐらいかな。スーツケースがあると10分かかりましたが。
hotels.comで探したところ、税金等込みで約6,000円でした。
ちょうど予約したのが88円/ドルぐらい時期だったのもあって、
かなりお得に予約できました。

2日ぐらい前に、チェックインタイムが16:00なんだけど、
飛行機が着くのが9:30。ホテルに着くのが11時だろうと読んで、
early check inできないかとメールを送ったら、
その時間までに部屋を用意しておくし、
もし部屋が空かなくても荷物を預かります、という返事をもらっていて、
当日も「あなたがメールをくれた人ね」とサクサクチェックインできました。
しかもホテルの1階がダイナーになっていて、
「welcome drinkとしてコーヒーか紅茶を用意するけどどちらがいい?」と聞かれ、
そのダイナーで紅茶を用意してくれました。

部屋は1人部屋だけど、ベッドがダブルサイズ。

テーブルもあって、free wi-fiで、
さらにはタオルを乾かすための熱いbarみたいなのもあって、
かなり使い勝手のよいところでした。
観光の拠点としてもいい場所だったしね。

部屋で荷物の入れ替えを30分ぐらいして、そこからすぐに観光スタート。
まずはビクトリア調の家が並ぶAlamo Squareの辺りに行こうと、
21番バスに乗ろうと思ったんだけど、
もらった地図だとよく乗り場がわからず(他のラインと線が重なっていた)
とりあえず見つけた21番バスに乗りました。
ちなみにそのときに、Taylor St.を通って行ったんだけど、
ガイドにTaylorより西は治安が良くないと書いてあった通り、
本当に雰囲気が悪かった。
夜だけの話かと思いきや、昼から悪いとは。
夜にこの道を通ってGolden Gate Theatreに向かう予定だったんだけど、
この道は使うべきじゃないとあらかじめわかったのは収穫でした。

ちょうど停まった21番バスはAlomo Squareと方向が逆だったんだけど、
多分狭い区間の巡回路線だろうし、ま、そのうち着くだろうと思って乗ったら
全然狭い範囲じゃなくて、Market st.をどんどんあがっていったので、
急遽行き先を変えてFerry Buildingで降りました。

(外でFarmers Marketみたいなのもやっていました)
ここをグルっとまわったあと、お腹が空いたので「Scoma’s」へ。
Fラインに乗って、ピア21で降りてFisherman’s Wharfまで歩いて、
そこからさらに歩いて、Scoma’sに行きました。

ここは海鮮ソテーがおいしいらしいんだけど、
結構いい値段だったので、カニの身を使ったハンバーガーにしました。

これがなかなかおいしくて。値段も15ドルぐらいで満足。
そこからまた歩き続けて、Ghirardelli Squareにいき、
会社用のばらまきチョコを購入。
そういえばここ、16年前には来なかったなぁ。


遠くにちょっとGolden Gate Bridgeが見えています

そのあとあのクネクネしたロンバード通りに歩いていこうかと思ったけど、
坂道が本当にきつかった&雨が降り出したので断念。

↑ほんとに坂がきつくてのぼれない
ケーブルカー乗り場に行き、Union Squareに戻りました。

ロンバード通りで一旦ケーブルカーが止まるんだけど、
上から坂を眺める位置なので、道自体は見えず…でした。
(というか、ほとんどケーブルカーは寝てました…笑)

一旦宿に戻って荷物を置いたあと、
Blooming Dale’sに併設しているモールにあるアバクロでお買いもの。
相変わらず照明が暗めでしたが、
ちょうどセールをやっていて、ジーンズがなんと39ドル。
欲しいのがなくて買わなかったけど、
Tシャツ、キャミ、夏に室内が寒いときに使いたいカーデ、
あとこれは定価だったけど夏に良く着るポロを買いました。
全部で110ドルぐらい。思わずニコニコ現金払いです。

ただ思いのほかここで時間を使ってしまい、慌てて場所を移動。
それからCoachで頼まれていたものがあったので、
Post St.のCoachのお店にいったんだけど、
欲しいものは置いておらず、さくっと引き上げて、
そのままMacy’sにも寄ってみたけど、特に欲しいものはなく、
またホテルに戻って、Golden Gate Theatreに向かいました。
ちなみにこのとき、強風で傘が折れました…。
毎日雨という予報があって、1000円の長傘を用意していたんだけど、
まさか初日で壊れてしまうとは…(涙)

で。

今回、実はかなり楽しみにしていたのがコレ。
Harvey FiersteinさんのFiddler on the Roof
チケットは先行発売時にあらかじめ買ったんだけど、
A117という、まさに最前列ど真ん中の席でした。
席に案内してもらうときも、Usherに「the greatest seat」といわれたし。
ただ舞台と席の間にオケピがあって、やや舞台が遠かったです。
ほぼ席は埋まっていて、客層はNYでは滅多にない雰囲気でした。
というのも、アジア人が本当に多かったから。
NYだとアジア人ってかなりのマイノリティになるのに、さすがはSF。
あちこちにアジア人ファミリーや夫婦がいて、ちょっとビックリでした。

で、肝心の内容。

最初にHarveyさんが出てきて、割れんばかりの拍手。
やっぱりこの人をみんな、楽しみにしていたのね。

でも台詞を言い始めて、アレ?…と。

音響が悪いのか、声が出ていないのか、
Harveyさんの台詞も歌も聞きづらい。
聞こえるのはほぼ生声で、マイクの音じゃないんだよね。
隣の人もWhat did he say?と何度も隣にいた旦那さんに聞いていました。
ダミ声がさらに聞き取りづらくて、
あー、台本を読んでおいてよかった、と何度思ったことか。

なんか、今回はHarveyさんがweak pointで。
存在感とか表情とかは群を抜いていいのに、
声が聞こえないのと、歌の音程が適当なのと、
あと常に動きがゲイゲイしいのが、最後までしっくり来ず。
もっと厳格なお父さんを期待していたんだけど、
駄々をこねているゲイにしか見えず。
この雰囲気で絶対Broadway公演はしていないと思うんだよねぇ。
ツアーだと、面白さというか、笑いが優先されちゃうのかしら。

でも全体的にはまぁまぁ良かったです。
誰もスタンディングオベーションしなかったけど(笑)
(うーん、やっぱりHarveyさんの台詞や歌が聞こえていなかったんだ)
アメリカの国内ツアーだと、ツアーでもレベルが高いんだなぁと。
日本にはこんなツアー来ない気がします、ハイ。
Tzeitel役の子が、映画と違って結構しっかりしたお姉ちゃんで、
でもMotelは映画そっくりで、調和がとれていなかったけど、
Tzeitel役の子は好きな雰囲気でした。
Perchikがちょっとぽっちゃりしていて(服のせい?)、
レオナルド・ディカプリオのかっこよさを60%ぐらいにした、
カッコいいのかそうじゃないのか良くわからない感じだったけど、
なんとなく目を離せない感じがありました。
あ、そういえばお母さんも映画に似ていたなぁ。

そうそう、モノローグで、Jewsには食べ方にも寝方にもルールがあって、
でもそれはいつ始まったことかはわからないけど、
でもそれが伝統ってものだろう?というところ。
traditionという前に、少し間を空けるんだけど、
客席が先に「Tradition」って言った!!オイ(笑)!!

終わった後は雨も降っていたし、
スタンディングオベーションをするほどのものではなかったので、
さくっと劇場を出て、夕飯を食べに行きました。
24時間やっているダイナーでサラダとビールを食べました。

ホテルに帰ったのは1時ぐらい。
そこからお風呂に入って、あっという間に眠りに落ちました。

 


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4 thoughts on “SF&SAC旅行 1日目2/4

  1. どもー!サクラメント、SF在の友人はSacとメールしてきました。おぉ、そうやって略すのか、と思ったんですけどどうでしょうかね?メールの内容も「なんでSacに行ってるの?」と不思議でしょうがない感じでした。ま、そうだろうな、と笑。

    いやーそれにしても筋肉痛です。。。

  2. >ピロシキさん
    本当にお世話になりました!!
    早速Sacramentoの略、かえちゃいました。確かにSacのほうがしっくりきます。
    私も入国審査で何故Sac?ときかれましたよ。ミュージカル見るんです、って言ったら意外にもすんなり「そうなんだ」って言われましたが。
    もしやSFのあの坂、歩き回りました?私は歩くのがムリでバス&ケーブルカー移動ばかりでした。

  3. 入国審査、今回も色々聞かれたのですね。私だったらそれだけでグッタリしてしまいそうです。ちなみに私は昨年のNY旅行で何にも聞かれませんでした。「サイトシーイング」くらい言いたかったです。

    SFはNYの3分の1以下の値段で快適なホテルに泊まれるのですね。NYが高すぎるんだよね…。

    >駄々をこねているゲイ
    Harveyさんがどんな演技をされたのか想像できました(笑)。声が通らないのは、ちょっとねぇ…。この日だけ調子が悪かったのかなぁ。
    劇場にアジア人がたくさんいるって、ちょっと驚きました。NYでは街歩きでは見かけるけど、劇場では滅多に見ないものね。

  4. >Megさん
    入国審査、確かにたくさん聞かれましたが、いっぱいおしゃべりできたと思えば楽しかったですよ。ウォーミングアップみたいなもんでしょうか(笑)
    SFはオフシーズンだったからだと思います。でもNYは高すぎですよね。
    Harveyさんはちょっと残念でした。

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