観劇日記9:The Starry Messenger

今回の旅のオオトリは
NYやBroadwayにはまるきっかけとなったマシュー・ブロデリックの
ストレート・プレイのThe Starry Messenger。
これってオフ扱いなのかしら?違うのかな。

実は劇場がどこだか見つからず、
15分ぐらいウロウロしました。
42nd stにあるTheatre Rowという中にあったのですが、
コンファームメールの番地が違ったのと、
まさか同じ建物の中に色んな劇場が入っているとは思わず、
全然マシューの看板が見当たらなくてあせりました。
実は何度もこの前を通っていたのですが、
ネオンが超チープで劇場ではなく、安い飲み屋かと思ってました(笑)

The Starry Messenger
Theatre Row / The Acorn Theatre
A14



とにかく劇場は狭く、200席もあったかどうか。
そんな中でもA14という、ほぼど真ん中の席でした。
でも初マシューなのにどうもテンションが上がらずでした。

というのも、数日前のオープニングで、
マシューが台詞を覚えておらず、何度か黒子に聞いていた、と
掲示板で話題になっていたからです。
(オープン直前に俳優も変更になって、初日が2日ぐらい後倒しになったし)
さらにストーリーもつまらない、と。
プラスして、私の英語力で理解できるかどうかも不安。

不安ばかりで、口が渇いてしまい慌ててお水を買いました(笑)

いよいよスタート、というところで、
プロデューサーだかが出てきて
「まだ始まって日にちがたっておらず、かつ台詞も常にかわっているので、
端っこで台本を持って明かりをつけて座っている人がいますが、
ご了承ください」と。

…え??まだ覚えていない人いるの!?
不安がよぎります。

そしていよいよスタート。
目の前にマシューです。
あー、本物だ。声もマシューだ(笑)

舞台に4つのセットがあって、それぞれが違う場所を表しています。
左からCatalina Sandino Moreno演じるAngelaの部屋、
マシュー演じるMarkとAnn夫妻の部屋、
Markが教鞭をとる大学の教室、
Angelaが働いている病院(というかクリニック)
そのシーンのときにライトで照らされて、
そのセットのシーンであることがわかります。

あらすじを書こうかな、と思って少し書いてみたのですが、
後半はつまらなくてあまり良く覚えていません。
簡単に言えば、大学教授のMarkがある日大学で
Angelaという子持ちの若い女性に出会い、
関係を持ってしまうんだけど、
Angelaの子どもが元ダンナのところに遊びに行っているときに
流れ弾にあたって亡くなってしまいます。
しかもAngelaはクリニックに入院しているNormanを
献身的にケアするのに、Normanの娘に色目をつかうな、
と文句を言われてしまい、全てがうまくいきません。
結局MarkはAngelaからこれ以上会えない、といわれてしまいます。
最後のハグをしたところを奥さんのAnnに見られてしまい、
AnnはMarkにもう気持ちがないと思ってしまう、という感じ。

そう、台詞がとても聞き取りやすかったので、
ストーリーにはついていけたのですが、
(さすがに9本も見ると、ヒアリングができるようになりますね)
正直面白くなくて、しかも上演時間が3時間で、
後半はかなり飽きてしまいました。
マシューが出ていないシーンは、頭が回っていませんでした。

多分ね、映画にすれば映像美もあって面白いと思うのですが、
で、結局なんの話?みたいな感じでイマイチ盛り上がれずでした。
登場人物が9人(Adamは声だけですが)もいるのに、
舞台らしくそれぞれがリンクする、ということもなく。
しかも最後のマシューの長台詞に
「小さい頃プラネタリウムを見て、星に魅了された」みたいな
もう何十万回も使われたラインがあってちょっとがっかりしました。
何も、最後の締めにそのラインを使わなくても。

しかもこの劇場、ステージドアがわからず、でした。

まぁでも、やっとマシューが見れてよかったです。
期待値が高かっただけに、作品の内容はガッカリだったけど。
(The Philanthropistのほうが面白そうだったなぁ)
うん、コレに関してはマシューが目の前で見れた、
これ以外に特に記述することはないかな、という感じでした。

と、いうことで観劇日記は以上で終了です。

 


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