2度目の観劇です。
歌詞やあらすじを読んで、また他の人の感想を見て、
これは2度見たほうが絶対に深く理解できるな、と思ったので、
2度見ることにしました。
2度目はA1。
この席、Aaronが目の前で見えれますが、
(Aaronが下手側にいることが多いと教えてもらっていたので、
とても楽しみにしていました)
3階建てのセットを見るのはあまり適していなかったかも。
首が痛くなりました。

この日はフルキャスト。
Aaron Tvietが前回はお休みでしたが、何とか見ることができました。

2回目に確かめたかったのは、というか、
曲を聴いていたときからずーっと考えていたことが1つ。
なぜDianaが「支えられる」ことをやめてしまったか。
いつからGabeが見えるようになったかはわからないけど、
でもずーっとこの症状があって、Danが支えてくれていたことはわかる。
「支えられる」ことは痛みなのか、つらいのか。

先に言うと、答えは見つかりませんでした。
でも痛みやつらさが「生きている証」になることもある。
そして、体調が良かろうが悪かろうが、
悩みがあろうがなかろうが、日々は続いていく。

そしてDanについては、「Normal」であることを求めすぎたのか、
ということが気になりました。
どうしてもDianaが目立つから、
Danは周りを気にして「普通」であることを装うとした、と、
ネガに評価されることがあるんだけど、
Robertの演技を見ているとそうは思えなくて。
確かに「他の家族がするように」という台詞があるけど、
でもそれを強制していたり、世間体を気にしている気はしなくて。
Dianaが元に戻ることを本当に心から望んでいてサポートするし、
Danだって痛みを感じている。そこに他意はあったんだろうか。

You Don’t Knowのあたりで、
DanがGabeなんて見えないじゃないか、って
あたりを見回すシーンがあるんだけど、
ここでのRobertの視線の動かし方に、
あ、そういうことか、と思うシーンがありました。
この視線の動かし方、「あえて」ですよね。
これが最後のCan’t you just leave me alone?とか
Why didn’t you go with her?に繋がるのかな、と思いました。


Dianaが去ってGabeが自分のところにきても、驚いてないんですよね。
多分、DanもGabeが見えていたんじゃないかな、と。
程度の差はあれ、Danだってつらい記憶をなくすことはなかった。
でもDianaのことが心配で、しかも言い出したくても、
いつもDianaが「You Don’t Know」と騒ぐから言い出せなかった。
でもDanはDianaが去ることで、
いい意味でやっと自分自身と向き合うことができた。
そういうことなのかなぁと。

それにしても、この日もお父さんに泣かされました。
前半は結構冷静に見れたんだけど、後半はダメだった。
何か自分に思い当たることがあるとか、
誰かを思っているわけじゃなく、
ただ単にRobertの演技に引き込まれました。

あとAaronはすっごく見たかったんだけど、
上の階にいることがよくて、イマイチよく見えなかった。
でも前回のU/Sの子よりも、歌にパワーがあったし、
Dianaを見る視線が時に鋭く、時に助けを求めているようで、
気味の悪さと暖かさが共存している、なんだかヘンな感じでした。
あとジーパンからちょっとパンツが見えたよー。
Aaron惜しいよー(笑)

で、話を戻すと2度目だから比較的色んなところに目が行ったのですが、
これ、歌っていない人が常に演技しているから、
その行動を追うのもおもしろいですね。
どこの曲だったか思い出せないんだけど、
Dianaが歌っている最中に、Danがお酒を出して飲んでいたり、
(これは1回目からわかっていたけど)散らかったお皿を片付けていたり、
↑ほんとに「片付ける」シーンが似合いますね。
この作品を何度も見たくなる理由がわかりました。
毎回色んな発見がありますね。
って結局見ていたのはRobertばっかりだったけど(笑)
次回、はちょっとなさそうだけど、
今日は誰を見る、って決めてみても面白いんだろうなぁ。

あとこの日は、バンドが良かったです。
というか、やっと普通でした。
木曜はDianaの歌とバンドがずれていたり、
超シーーーンとなるシーンで、誰かが楽器を譜面台にぶつけたり、
何度か作品をジャマすることがあったのですが、
今回はそんなことはなく。

他に木曜と違ったのは、ちょうどNYマラソンの日だったので、
メダルをした人がたくさんいたこと。
お互い完走を讃えあったりしていて、なんだかいい雰囲気でした。
それにしても42.195km走ったあとに観劇するなんて元気だなぁ。

この日もKさんと出待ちをしました。
Aliceは出てこなかったけど、Robertとまた写真を撮ってもらいました。
お父さん、お花を貰ったみたいでずーっと持っていたんだけど、
なんだか花束が似合う人ですね(笑)
そして待っている間に、「Danの役、AdamやWillはできないよねー」なんて
また悪口を(笑)彼らはRogerのほうが似合いますもんね。
お父さんの役って想像できない!!

でもRobertってAdamやWillと1~2歳ぐらいしか変わらないみたい!!
年齢がどこを見ても載っていないんだけど、
大学卒業が91年でした。ってことは、69年生まれってこと??

と、また話が逸れましたが、
それにしても、こういう題材をミュージカルにして、
たった6人で演じるって、スゴイ人がいるもんですね。
しかも最後は「(それでも)life goes on」で終わるわけでしょ。
We’ll find the will to find our way.
道が見つかるのではなく、willが見つかるっていう歌詞が
すごく好きでした。

あー、また見たい!

 


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4 thoughts on “観劇日記8:Next To Normal

  1. 自分も6月に行ったばかりなので
    観たのが同じものの感想は
    とても楽しく読ませていただいています。
    Aaronを見れたんですね!
    ちょうど彼が抜けている時に観たので羨ましいです。
    U/Sの彼は体型とかも似ていて上手かったですが
    Aaronと比べると(って生では見てませんがw)
    少々物足りなかったです。
    感想を読んでいると本当にまた観に行きたくなります。

    ちなみに先日のBEの時にも気になりましたが
    舞台に向かって右が上手で左が下手になります。

  2. >P~さん
    コメントありがとうございました。
    AaronがCath me if you canのトライアウト中に行かれたんですね。U/Sは二人いるみたいですが、どちらでご覧になったんでしょう?私もU/Sで一度見ましたが、彼も良くてあまり不満はありませんでした。

    上手と下手の件、ありがとうございました。すっかりひっくり返っていましたね。直しておきます。

  3. U/Sと言ってもAaronが抜けている間、本役で入っていたKyle Dean Masseyです。
    彼も十分チャーミングで観た限りでは不満はなかったです。
    ただ、Aaronの歌や表情を動画で知ってしまうと
    彼だったらもっと違った印象が得られただろうな~って。

    英語の理解力は低いですが心を揺さぶられる作品でした。

    自分はキャンセルに並んでBEを観ましたが・・・なんと自分もB9でした~。
    一人後ろの人が4列目のセンターだったので
    なんで~っ!と思いましたが考えようによってはいい席ですよね。

  4. >P~さん
    Kyleくん、結構いいっていう感想を見たことがありますよ。
    私もU/SとAaronを比較したかったんだけど、A1だと近すぎてセットの上のほうが見づらく、Aaronウォッチは諦めちゃいました。

    BEも同じB9だったんですね!私はWill Chaseが見たかったのでこの席がベストでしたが、ダンスは若干見づらかったですよね。でもBOの係の人もこっちのほうが前方だから、って渡してくれたのかもしれませんね。

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