着いた日からダブルヘッダーで観劇。
マチネとイブニングの間に寝る予定が結局色々とまわってしまい、
スタバでちょっと休んだ以外は座ることもなく劇場に向かうことになりました。
体力的にどうかな、でもそこまで期待していないFRだからまぁいいか、と
いう気持ちで臨みました。
Finian’s Rainbow
St. James Theatre
C109
この作品は映画で予習していたのでストーリーは知っていましたが、
舞台が狭いから？C列だったから？
とにかくキャストが舞台をところ狭しと踊っていて迫力がありました。
最初の村人(sharecroppers)の”This Time of The Year”から、
これはもしかしたら面白いかも!?とワクワクします。
またこの曲がリズムをとりたくなるような、明るい曲なんですよね。
そして主役のFinianと娘のSharonが登場。
Finian役のJim Nortonさんは、07年にThe Seaferで
トニー賞を受賞された方なので、カタい役者さんなのかと思いきや、
Finianのちょっと抜けた感じがすごくチャーミングでした。
そして最初からSharon役のKate Baldwinさんが
“How Are Things in Glocca Morra?”でばっちり聞かせてくれます。
映画のSharonはいかにも「女の子」という感じだけど、
KateさんのSharonはかわいいんだけど、
凛としたところもあって、彼女のSharonはすごく好きでした。
そしてWoody役のCheyenne Jacksonさん登場。
FinianとSharonを歓迎するダンスがまた見ごたえがありました。
詳しいことはわかりませんが、古典的な振り付けですが、
それをアンサンブルの人が見事に踊っていたので、
またこのシーンのダンスでワクワク感が増しました。
Cyeyenne JacksonさんはXanaduが
食指が動かなかったので見ませんでしたが、
Xanadu以降よく名前を見たので、この作品で一番みたい役者さんでした。
まだちょっと演技が堅いような気がして、
村の代表という感じがちょっと薄かったけど、
でもSharonとのデュエットはとてもキレイでした。
そしてもう一人、楽しみだったOg役のChristopher Fitzgeraldさん登場。
Young FrankensteinのIgor役で2度見ましたが、
とてもキュートだったので、彼がこのFRに出ると知って、
最終的にこの作品を見よう！と決心しました。
この人はほんとにこういう役がぴったり。
大袈裟に演じればそれはそれで目立つんだろうけど、
絶妙なバランスで演じていて、
彼が出てくると客席の期待というか空気が変わったような気がします。
そしてやっぱり歌もダンスもキュートでした。
1幕は”If This Isn’t Love”でまたダンスが盛り上がり、
“That Great ‘Come-and-Get-It’ Day”で華々しく終了。
え、もう終わり？というぐらい引き込まれました。
反対に2幕はちょっと間延び感が。
最初の”When the Idle Poor become the Idle Rich”は
衣装も面白くて盛り上がるのですが、それ以降がちょっと…。
バレーダンサーをSusan役に起用していて、
彼女の見せ場があるのですが、ここはバレエだけで少し退屈。
もう少し短くてもいいんじゃないかなーと思ったり。
他にもそう感じる部分がありましたが、
やっぱり古い作品だからそれは仕方ないですかね。
でもまた最後にOgが笑わせてくれて、フィナーレまで一気に駆け抜けます。
多分、作品が古いので、古い作品が好きな方にははまると思います。
結構耳障りの良い曲が多いのもポイント高いです。
そして何より主役、というか上に挙げた4名が素晴らしく、
ガチっと固めているので、どのシーンも安心感がありました。
2度は見ない作品ですが、でも見ておいてよかった、と思いました。
終わったあとはステージドアへ。
Jimさん、Christopherさん、Cheyenneさんからサインをもらい、
Cheyenneさんとは2ショットも。
どの人も丁寧にサインをして二言、三言かわしていましたが、
Cheyenneさんは知り合いが来ていたみたいで、
ファンにサインをし終わったあとは20分ぐらい話込んでいました。
と、HAIR、FRと初日からほんとにいい作品を観れました。
かなり体力的にはきつかったはずなのに、
常に舞台に気持ちが行っていて、眠い、と思ったことは一度もなく。
ただやっぱり初日からダブルヘッダーはやっぱりきついかな(笑)
