NY振り返り日記4日目 Shrek

1月30日(金)
お待ちかねShrek(Broadway Theatre)

実は昼ぐらいから、初めてのJohn Tartagliaに
興奮して心臓がドキドキしていました。
やっと約束を取り付けた人とデートをする前みたいな。
まだ会ってもいないのに、ミュージカルが始まったわけでもないのに、
ほんとにドキドキしていました。
劇場に歩いていくまでずーっとドキドキ、
さらに前から2列目の席についてもドキドキ。

でも開演した途端、舞台に釘付けになりました。
ほぼ映画通りの台詞が続くし、
後半はShrekの歌ばかり続くので、少し退屈なんだけど、
個々の役者の力量がすごくて、目が離せませんでした。
ディズニーをパロったあたりなんか大爆笑だったんだけど、
何より、どの役も個性的で、表情とか間の取り方が最高でした!
あ、でもSuttonは確かにうまいんだけど、
今回もYF同様、当たり役ではない、かな。
Johnは、かなり小さな役なのですが、
実はMagic MirrorとかDragon Puppeterも兼ねているので、
きっと舞台裏では忙しいんでしょうね(笑)
ピノキオは小さい役ですが、でもJonhの得意分野だったのではないかなと。
Avenue Qでもそうでしたが、あなたはいくつ声を持っているんですか?
というぐらい、彼は色んな声で演じ分けることができる人です。
ピノキオの声も、普段の彼の声とは全然違うのですが、
その声で台詞を言ったり、歌ったりします。
私の音域より高い音が出てるんじゃないかな。
歌といい、声といい、その役の幅の広さビックリしました。

ちなみにこの日は、ネタばれになりますがピノキオの鼻が壊れてしまい、
アドリブを入れてうまく話を進めていました。
The Line Upでも、オオカミ役の人が歌詞を変えて、ピノキオの鼻をいじったり。
金曜夜ということもあって、結構客席のノリもよく、かなり笑っていました。

終演後のステージドアにはSutton含め、プリンシパル全員が出てきました。
が、Suttonはフードで顔を隠しながら出てきたので、
最初あまり気づかなかったのですが、何人かが気づいて慌てて追いかけて、
何名かは写真を撮ってもらっていましたが、
数名と撮った後「ごめん、もう行かなきゃ行けないの」と
マネージャー(?)に囲まれて、スタスタと行ってしまいました。

逆に男性陣は一人一人に丁寧に話しかけながら対応してくれました。
まず最初に出てきたのが、フォークァード役のChristopherさん。

実際は背が高くてマッチョでイケメン。
皆が異口同音にAmazingだった!と伝えていました。もちろん私も(笑)

次の出てきたのがドンキー役のDanielさん。

彼は舞台同様、ステージドアでも面白いことを言って笑わせてくれました。
アフリカ系アメリカ人の小さい女の子が
お母さんに連れられて写真を撮っていたときに、
「僕のことわかる?」と聞いても、「わからないー」。
「Shrekの中で誰が好き?」「Princess Fiona!or Shrek!」と言われていて、
「彼女たちは僕のこと認識してないねー」って笑ってました。
お母さんが「ドンキーよ」と言っても、わかんなーいと(笑)
お母さんは「(写真を撮って)これであなたのこと忘れないと思うわ」と謝っていましたが、
Danielさんは「気にしないで」と、返してしました。

次に出てきたのがJohn。
私自身がMAXに舞い上がっていたので、他の人がどんな会話をしていたのか、
あまり聞いていなかったのですが、一緒に出待ちをしていた女の子が、
「Avenue Qのファンです」と言ったら、
「あの作品は素晴らしいよね。また機会があれば戻りたいよ」と言っていました。
そんなことになったら嬉しいけど、劇場に通わなきゃじゃん(笑)

私はファンであることと、東京から見に来たことを伝えたのですが、
まだ東京に行ったことがないんだよね。
一度は行かなきゃねと言っていました。
そこから少し会話を。
「どのぐらいいるの?」と聞かれて「1週間で、あさって帰ります」
J「他に何かミュージカル見た?」
E「In The Heightとか見ました」
J「ITH良かったでしょ?」
E「良かったです。でもあなたを見れたことが一番です!」
と、言ったら抱きしめてくれました。
その直後に写真を撮ったので、のちに写真を見たら、私の笑顔、最高でした(笑)

あと、一緒に待っていた女の子に私がJohnのファンであることを伝えていたので、
対面中、一生懸命私がJohnに話しているところを写真に収めてくれました。
写真に写っている私、かなり真剣です(笑)

Johnは帰り際も、十数人しかいなかったけど、
私を探して「Thank you, take care!」と言って手を振ってくれました。

最後はShrek役のBrainさん。

ミュージカルが終わってから、出てくるまでに30分は待ったでしょうか。
でも待っていたファンひとりひとりとゆっくり会話してくれました。
私はまた、東京から見に来ましたと言ったのですが、
すごく驚いて、「わざわざ東京から来てくれたの?ありがとう!」と
握手をしてくれました。
で、ステージドアの警備員にも「東京から来たんだって!」と伝えていました。
周りにいた男の子たちも、東京から!?すげーと驚いていました。

それにしても、Johnとのやりとりはほんとに興奮した!
なんせ2年越しの生Johnですからね。

思い返せば2006年9月。
Avenue Qを見た後に、すでにJohnは役を降りていたのですが、
OBCのアルバムを聞けば聞くほど、John Tartagliaの歌声、
というか、あなたはいくつ声があるんですか?という歌いわけ方にぐっと来て、
それからいっぺんにファンになりました。

で、07年。
Beauty and the Beastのルミエール役に最年少で選ばれたと聞き、
これをメインの目的にNYに行きました。

が。
ディズニーチャンネルで彼がエグゼクティブプロデューサー兼主演を
つとめる番組のプロモーションのため、私が行った1週間、
ずーっとお休みだったんです。
普段は何か緊急事態がない限り出演していたらしいのですが、
その唯一のお休みにあたってしまいました。
超バッドタイミング。
この役は結構良かったみたいで、というか、
かなりおいしい役なので是非とも見てみたいと思い、
B&tBがクローズする直前にまた行こうかなぁと思っていたのですが、
仕事が休めず&予定より早く役を降りてしまい、
結局見れずじまいだったんです。

それ以来Broadwayの仕事からは離れていたJohnですが、
08年の3月、Shrekに出ることが決まり、
それ以来ずーっと生で見られる日を待ち望んでいました。

で、その夢がついにかないました。

いやー、やばかった。
何がやばかったって、興奮して全然英語が出てこないの(笑)
頭の中に英文がモニターに映し出された字幕みたいに出てくるのに、
寒くて口が動かなくて(言い訳?)、
変にあせって1ワードずつゆっくりしか出てこなくて、
妙なテンポの会話なってしまいました。
会ったらこう言おう!と思っていたことはいえたんだけど、
彼の質問にはすらすらと口から答えが出てこず、
思わず「ごめん。英語がちゃんと喋れなくて!」と言ってしまいました。

それでも「大丈夫だよ。ちゃんと喋れてるよ」といってくれたJohn。
一生ついていきます!
初めて生で見て、初めて会話を出来たことが嬉しくて、
今にも飛び上がりそうでした。
多分、帰り道の私はニヤニヤして怪しかったと思います(笑)


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