NY振り返り日記 3日目

9月15日
NY 雨
服装:7分のセーター、ジーパン
   少し蒸し暑く、パーカーは必要なし

この日は前日にもまして雨。
「もし寒くなるようなことがあったら着よう」と
余分に持っていったセーター着てました。

15日もベタ観光から。
地下鉄でブルックリンに渡り、
Brooklyn Bridgeをブルックリン側からマンハッタンに渡るという、
とても雨の日にすべきでないことをしてきました。
ブルックリン側から見るマンハッタンのビル群が素敵だと
聞いていたのに、雨で霧がかかってたし、
かなり強く振っていて、そもそも景色どころじゃなかったです、はい。
しかも歩行者用の橋の入り口がわかりづらくて、ちょっと迷った。

最近ブルックリン橋近辺の地区が再開発され、
ちょっとした人気スポットになってるんだとか。
石畳の道が続いていたりして、マンハッタンとは
雰囲気が全く違って、かわいらしい街でした。

橋を渡ったあとはサウスシーポートに行き、
ここにもあるtktsでチケットを購入。
south…のほうは11時に開店する上に、
翌日のマチネの分も買えるから、
シアターゴーアーには時間が有効に使えて、
とても便利な場所なのです。
最近5Aveにもできたけど、ここにもアバクロがあって、
5Aveより断然空いてるからゆっくり買い物もできるしね。
ま、それはおいておいて、tktsにて
ここで金曜の夜の「The Producers」と
土曜昼の「Avenue Q」を購入。
Avenue Qも、まだ人気作品なのでだいたいが25~35%オフ。
しかも今は9月の混む時期だから、どちらも2階席でした。

そのあとは、New York University見学。
都会にある学校なので、いわゆるアメリカの大学といえば…
と想像する場合に不可欠な大きな芝生はなく、
ビル郡でした。ま、でもビルと言っても、無機質なものではなく、
石なのかレンガなのかわからないけど、
薄い茶色の、なんだか温かみのある色の壁でした。
まずはBook Storeにて、大学Tシャツを購入し、
そのあと大学内に併設されているスタバでランチ。
学生気分を味わってきました。

そうそう。ここでひとつミスを。
学部の入学案内センターしかなかったから
スルーしちゃったんだけど、学部でもいいから
大学案内のパンフもらってくるべきだった…。

NY大学でゆっくりしたあとは、タイムズスクエア付近や
5番街に戻り、買い物してました。
新しくできた5番街のアバクロにも行ってみたけど、
客が多すぎだし、店内の音楽もうるさくて、
ちょっと買い物しづらかったです。
行く機会がある人はサウスシーポート店をお勧めします。

で、そのとき42nd street studioをたまたま発見。
スタジオが何?って話なんですが、
映画版The ProducersのDVDの特典映像の中で、
「I wanna be a producer」の稽古シーンや
メーキングがあるんだけど、その稽古に使ったのが、
このスタジオなのです。
42nd steetと言っても、観光客が最も多い
タイムズスクエア付近の42nd steetじゃないだろうと思っていたら、
まさにその場所にあった。

あー、ここで練習してたんだーと思いをはせながら写真とってきた(笑)

で、一度宿に戻り、一番楽しみにしていた
「The Producers」を見に行ってきました。
先々月までオリジナルカンパニーで映画にも出ていた、
ロジャー・バート(演出家の助手)がLeo Bloom役で、
同じくオリジナル兼映画版の演出家をやった
ゲイリービーチがまたまた演出家役で先月まで出ていたんだけど、
今は一人もオリジナルメンバーはなし。
あ、アンサンブルにはいたけど。

でも、今Leo BloomをやっているHunter Fosterは
以前にもこの役をやっていて、結構人気があったので
かなり期待してました。

The Producers

the%20producers.jpg
$57.25 MEZZ A18

劇場
St James Theatre
246 West 44th Street

ストーリー
かつて大物プロデューサーだったMax Bialystock。
しかし最近は泣かず飛ばずの作品しか作れなく、
最新作「FUNNY BOY」もオープン初日にクローズしてしまう始末。
そんな彼のところに、気の弱い会計士Leo Bloomが
「FUNNY BOY」の帳簿を確認しにやってくる。
そこで、Leoはショウがこけた方がヒットしたときよりも
儲かることを発見する。
そこで2人は最低の脚本と、最悪の演出家を見つけ出し、
史上最低のミュージカルを作ろうとするが、
ショウはなんと大ヒット!はたして2人は…。

もうこれは何度も映画を見たし、
来日公演も見たし、スクリプトも読んだしで、
内容はほとんど把握していたけど、
それでも大声で笑っちゃうほど面白い作品でした。
平均して1分に1回は笑ったんじゃないかと思う。
映画もかなりミュージカルさが出ていていいけど、
舞台も舞台で、さすがTony賞12部門獲得のおばけミュージカルだと
思わせる演出や振り付けがあって、最高のコメディでした。

Hunter FosterのLeo Bloomもマシューとは違った感じで、
でもすごく良かった。ただMaxのほうは、
ネイサン・レインがあまりにうますぎたのか、
はたまた彼の特徴を生かしながら台詞や役を
作っていったからなのか、ちょっと物足りなさがありました。
決して歌が下手なわけではないんだけど、
ネイサンのような「脂の乗った感」がなかった。

そういや、マシューとネイサンには、役を降りた後も
収入の何%かが、入るようになっているそうです。
彼らのアイディアとかギャグとか演出が
多く取り入れられているかららしい。
同じ宿にいたシアターゴーアーは、この作品のオリジナルキャスト版を
見たことがあるらしいけど、ネイサンもそうだけど、
マシューの方はすごく個性が強かったと言ってました。
きっと上記のような理由が絡んでるんでしょう。

この作品は日本で映画が公開されたわりには、
CHICAGOやオペラ座の怪人のように、
あまり日本人がいなかったけど、
アメリカのコメディらしさを感じるにはもってこいの作品だから、
是非見て欲しいと思います。
ちなみに終わった後、Hunter Fosterにサインをもらおうと
試みましたが、舞台上の彼と私服の彼があまりに違い、
誰だか良くわからなくて、断念しました(笑)
「Are you Hunter Foster?」と聞くのも失礼な気がして…。
誰か他にももらう人がいたら便乗しようと思ってたのに、
ステージドアの前には私しかいずに、勇気が出ませんでした。
あー、次だ次!マシューのときまで、サインゲットは待っておこう。

Tony Award 2001
受賞
主演女優賞を除く全て!!(この作品には主演女優がいないため)
・作品賞
・主演男優賞(Nathan Lane)降板済み
・助演女優賞(Cady Huffman)降板済み
・助演男優賞(Gary Beach)降板済み
・演出賞
・振付賞
・楽曲賞
・脚本賞
・編曲賞
・装置デザイン賞
・衣装デザイン賞
・照明デザイン賞

ノミネート
・主演男優賞(Matthew Broderick)降板済み
・助演男優賞(Roger Bart、Brad Oscar)共に降板済み


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