2年ぶりにnamtに行ってきました。
私はproducerではないから、本来の目的からはズレた人だけど、
2年前にnamtの作品を見て、作品ってこう作られていくのか、
というのを垣間見れてそれが面白かったので、
今年も行ってみることにしました。
簡単なあらすじと出演者を読んで、
見ると決めたのがNoirとLift。
NoirはFella!のマンボさん、Fun HomeのEmilyちゃん、
セオくんなどが出ていました。
作品そのものはfilm noirとラジオドラマに
インスピレーションを受けた作品だそう。
ラジオドラマらしく「音」が重要になるので、
舞台上で効果音を作り出す人がいました。
ドアを閉める音だったり、足音だったり、
人を殴る音だったりを舞台上で、
観客が見えるところで作っていました。
恋人に捨てられて、アパートから一歩も外にでなくなった
マンボさん演じるNeighborが、
薄いアパートの壁から聞こえてくる音を中心にして、
アパートで起こった出来事を説明していきます。
作詞作曲はダンカン・シーク。
最終的には隣に越してきた訳あり夫婦のwifeを救うという話でしたが、
旦那役がTheoくんだったのもあって、
どうして借金をそんなに作ったのかわからないけど、
Theoくんが全く報われず、だいぶ気の毒でした。
wifeの不倫相手
(wifeが車の前に飛び出して自殺しようとするところを救う)
もTheoくんが演じていたのですが、旦那が不憫だったわー。
AIで見た目立ちたがりなTheoくんの印象しかなかったので、
シリアスで思いつめた様子のTheoくんはだいぶ予想外でした。
そして口ひげをはやしていたんだけど、
とてもかっこよかったです。
(って今更すみません>Aさん)
作品そのものは、映画を見ているようでした。
場所のセッティングが一ヶ所のまま進んで行く
こういうストーリーって、映画ではよくみるけど、
ミュージカルでは(というかOn-Broadwayでは)あまりない気がする。
でも音とセリフだけでその場がイメージできるので、
意外と音に重きを置いた内容って舞台向きなのかもしれません。
そして、namtの作品は出演者が全員舞台上に座ったままで、
自分の出番のときだけ前に出てきてマイクの前で歌うんだけど、
去っていった恋人だけ、
他の出演者とは違う、ちょっと高い位置に座っていて、
彼女が出てくるシーンは時間軸が違うのがわかるようになってました。
この手法がうまかったから、
本番のミュージカルではどう表現するのかな、と思って見てました。
Liftはちょっと外したかな。
あらすじはこんな感じなのですが、
曲もあまりおもしろくなかったけど、
それより何よりハーモニーがひどくて。
隣に座っていたおじさんは一切拍手しませんでした(笑)
Waitressもそうだけど、曲が凝りすぎて音痴に聞こえるのは
相当マイナスですよね…。
あと子どもと母親が同じ旋律を別々に歌うところがあったんだけど、
同じような心情を表しているのはわかるけど、
子どもがそんな旋律で歌うはずない、と感じるような
マイナーで難しいメロディーで、
そこだけ子どもらしさがなくなったので、歌詞だけ同じにして、
旋律は違うものにすればいいのになーと思って聞いてました。
あと始まる前にクリエーターが
イマジネーションを使って、
この作品のポテンシャルを見てくれと言っていたんだけど、
最後、え、そこで終わり??っていうところで終わったんですよね。
結末がわからないのにポテンシャルを見てくれって、
それはちょっとナシでしょー。
このnamtを通して実際にBwayやOff-Bwayで
上演された作品はいくつもありますが、
ピックアップされるかどうかって、
作品そのものより、意外とプレゼンする俳優と、
45分間の限られた時間の中でどこを見せるのかが大切だな、
とも思って見ていました。
producersにはそんなこと関係なく作品そのものを
ジャッジする知識や経験があるんだろうけど、
素人目から見ると、ちゃんと歌えないキャスティングで、
うん?? で、結局この結末はどうなるの?? と尻切れとんぼ感満載だった
Liftはないよなーと思ってしまいました。
プレゼンってこういうことよね…と勉強になりました。
おっとー。Theoくん一応活動してるのですねw DJばっかやってるわけじゃないんだ(笑)なかなか興味深そうな作品ですねー。気になる!
>Shimokoさん
今まで見たことのないタイプの舞台でなかなかおもしろかったですよ。
Theoくん、最近はDJやってるんですね。舞台のお仕事は久しぶりだったんでしょうか。舞台袖から出てきた時は客席に知り合いがいたみたいで、手を振ったりして明るい表情だったんですが、舞台が始まったら急にシリアスになって、見たことのない表情に、あれってTheoくんでいいんだよね…??って一瞬迷いました。