GGLAMが来年1月17日で
クローズすることを発表しました。
個人的にここ数年ではモルモンの次におもしろいと思っていたので
クローズはとても残念なのですが、
やっぱりエンタメもビジネスだなーと改めて思ったところです。
GGLAMのInitial Investmentは$7.5million。
これを17ヶ月かけて今年の4月に回収しました。(ソース)
とても小さな劇場(Walter Kerr Theatre)で1回の集客は907人。
(週によっては補助席を出すのか、もうちょっと増えることもありますが)
週間の売り上げのgrossが100万ドルを超えたのは
2014-15年の年末年始の2週間のみ。
原作の小説があって、映画化もされていますが、
そこまで有名ではないし、
キャストも「客寄せパンダ」がいるわけではないので、
トニー賞作品の割にはだいぶ地味だったけど、
作品がおもしろいから、きちっとトニーを獲って、
recoupもできたし、この秋からツアーもやるし、
ファンシーなセットや装置が必要じゃない&
人種とか宗教とか関係ないからworld wideでウケる(と思う)&
特定のターゲット層がいるわけじゃないから年代・時代に影響されない
ということで、半永久的に上演権も売れるだろうし、
そう考えると、なかなか手堅い作品ですな。
Beautifulは$13millionを約10ヶ月で回収して、
今ロンドンでもやってるし、
これからツアーも始まるし、
劇場に今、お金を落としてくれる年代がど真ん中のターゲットだから
しばらくは続くだろうけど、
でも本人を思い入れがない世代がいなくなったら続けられないわけで。
良い作品であるってことが大前提だけど、
大きくドカンと一発当てるか、
コツコツと広く浅くやっていくか、
どういう戦略で稼ぐのか考えるのはおもしろいんだろうなぁ。
制作は職人の世界だから、マーケティングデータを元に
作品を一から作り出すっていうことはしていないだろうし、
マーケッターが作品をチェックして、
ここが数字とずれている、みたいなことは言わないと思うけど、
ただよければ口コミで広がるっていうのどかな時代じゃない分、
作品の制作側とは別にいる
マーケティングやPRやaccounting担当の人たちが、
どう作品を広げていくか、どう稼ぐのがいいのか、
分析とかシミュレーションをしているのを覗いてみたい気がします。