いつロンドンに行こうかと思い始めたのか忘れましたが、
West Endのどの作品を見ようか考えていたときに、
割と早い段階から気になっていたPaddington the Musical。
小さい頃にぬいぐるみを持っていたし、映画も見たし、
結構パディントンが好きで、ミュージカルになるならおもしろそうと思っていました。
が、当初のメインビジュアルがどうしても子ども向け、
ホリデーシーズン向けの作品にしか見えなかった。

なので、11月にプレビューが始まるまで様子見をすることに。
パディントンがいる!
この写真を見て、即チケットを買いました。
この写真が出てから、飛ぶようにチケットが売れたんですよね。
早めに動いて正解でした。
11/24/2025 7pm
Paddington the Musical
Savoy Theatre
Dress Circle L 1 £43.95(including fee)
★★☆☆☆
全体的にパディントンの最初の実写(?)の映画のストーリー。
そこにDiversityや移民の要素を入れるなどして、
ただ「パディントンがかわいい」だけではない、今らしいテーマに仕上げていました。
1曲目はMr. Gruber’s Curiositiesという曲があり、
パディントンの背景を語るのですが、
ここでパディントンの声をやっている俳優が出てきて、
着ぐるみパディントンと彼の関係をさりげなく説明します。
2曲目のI’ve Arrivedというパディントンが駅に到着する歌は、
アンサンブル勢揃い、振り付けもよく、派手で楽しい始まりです。
お、ここまでいい感じだぞ。
パディントンが家の中のものを片っ端から触って
ぐちゃぐちゃにしてしまうシーンも、
舞台らしいセットになっていて楽しく仕上がっていました。
そしてなにより、パディントンの動きが本当にスムーズ!
まさに「そこにパディントンがいる」でした。
。。。が。
まだプレビュー中だったからか、
ちょいちょい間延びしたり、安っぽいシーンも多かったんですよね。
一つ目はお母さんのOne Page At a Time。
お母さんが冒険漫画を描いていて、それをパディントンに見せながら、
家族でもっとアドベンチャーに出たいという歌ですが、
長すぎてかなり退屈でした。
あと、娘のJudyのボーイフレンドのTonyとそのお母さんのTanyaが、
パディントンにロンドンの良さを歌うThe Rhythm of London。
全然ロンドンっぽい音楽じゃなくて「?」でした。
ユーロビートっぽいというかレゲエっぽいいうか…
そんなイメージ、ロンドンにある?
あとこのシーンもアンサンブルたくさん、セットたくさんだったんですが、
テーマパークで見るパレードみたいだったんですよね。
I’ve Arrivedは良かったのに、なんでここはこうなった?
他にもおばあさんの曲のIt’s Never Too Lateも、
内容はいいし、盛り上がったけど、ちょっと長かったかな。
でも一方で、Act2の最初で、タクシードライバーの
Mr. Curryとパディントンが中心の
ひたすたマーマレードについて歌う歌(Marmalade)があるんですが、
これがストーリーには必要ないけど盛り上がる、
典型的なミュージカルソングで、これは大盛り上がりでした。
こういうのは大歓迎(笑)
セットは大掛かり、とまではいかないけど、楽しい色使い。
ストーリーには、Diversityの要素が詰め込まれていて、
若干説教臭いセリフもありましたが、
パディントンを具現しただけでなく、今やる理由をきちんと加えていましたね。
ただどうしても、私的にはテーマパークを超えなかったかな。
パディントンのぬいぐるみは本当に良かった。
劇場中がパディントンにくぎ付けになっていましたよね。
でもなんか一歩足りない。
歌が上手な人がMillicent役とパディントンぐらいしかいなかったのも
物足りなさの大きな要因でした。
なので、結構レビューは良かったのは意外だった。
パディントンを舞台に乗せた、というところで、
この作品の9割は大成功だったということでしょうか。

