2025年観劇11本目:John Proctor is Villain

4/24/2025 Thu 7pm
John Proctor is the Villain 
Booth Theatre
Orch Row C, Seat 9 $40 Lottery
★★★★☆

アーサー・ミラーの戯曲「るつぼ」を題材に、
現在の高校生たちが、John Proctorを読み解いていくのがストーリーのメイン。

でもここに少し田舎のジョージア州の高校生の女の子たちが、
世の中でMe Too運動が起こっている中で、
さらに自分も権力構造やジェンダーの問題の中にいたら、そう一筋縄ではいかない。

一方的にMe Tooは素晴らしい、女の子も声を上げるべきだ、
という説教臭い内容ではなく、
舞台上で起こっている知的な議論に巻き込まれたり、
キャラクターの感情に移入したりしながら進んでいく、
とてもおもしろい作品でした。

自分の父親がMe Tooで訴えられたら、
学校の先生と性的な関係を持たざるをえなかったら、
尊敬していた人が性的搾取をしていたら。

現代(設定は2018年)だから、これらは起こるべきではない、
とわかっていても、起こっている。
でもそれを直接的に言うのではなく、
それまではHeroだと評されやすい人たちの本質が、
「るつぼ」の作品の評価の変化、と並行して進んで行き、
さらにはそれをエンタメとしつつも、メッセージにしているのがすごいですね。

しかも初見で見ると、「え、そんなことがあったの?」
「え、マジで?」「そんなことってありえる?」とびっくりの連続。
(実際にあったら、すごい事件だよなぁと思いつつ)
スピード感があって、テンポもよく、
かつテイラー・スイフトなどの今の曲もたくさん使われていて、
すごく楽しい観劇になりました。

女の子たちの演技がまたすごかった。
全員成長していくのがわかるのですよ。
若干男の子の描き方が典型的でしたが、女の子の描写、設定が秀逸でした。
シェルビー役のSadie Sinkだけでなく、
ベス役のFina Strazzaも、トニーにノミネートされたのは納得。
それにしてもSadieちゃん、めちゃくちゃ聞きやすい。発声方法がいいんですかね。
Stranger Thingsで一番好きな俳優だったので、生で見られてよかったです。

そうそう、Sadieちゃんがいたからかもしれないけど、
高校生、大学生ぐらいの若い子がたくさん見に来ていたんですよ。
こういう舞台を20歳前後で見られる環境って素晴らしいですね。

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