2024年観劇11本目:Ragtime

11/10/2024 Sun 2pm
Ragtime
NYCC Main Stage
Balcony H131 $45

Joshua HenryがCoalhouseをやると発表があった時点で、
絶対見なきゃダメでしょ、案件だったこの作品。
チケット発売日にはチケットを買って待っていました。
MotherにCaissie Levy、TatahにBrandon Uranowitzです。

もともとRagtimeは熱狂的な人気のある作品だし、
批評も良かったから、劇場は満席。
トイレの列も見たことないぐらい並んでいました。

それにしても、この選挙の結果の中、この作品を見ることになるとは、
チケットを買った時には思いもしませんでした。
これからどうなるんだろうという不安の中の観劇になり、
ストーリーは最後に一つになるけど、これが現実世界で起こることって、あるのかな、
とずっと考えながら見ていました。考えて過ぎて、涙が出てくるぐらい。

話を舞台に戻すと、Joshua Henryがほんとにうまくてうまくて。
Coalhouseって、歌がうまいのは絶対条件だけど、
自分のナイーブさに気づいて、差別に立ち向かう頭の良さと強さ、
そして頑固さが見えないと、伝わってくるものが弱くなってしまいます。
Joshua Henryはその全てが詰まっていたわー。

Into the Woodsのプリンス役のシルクのような透き通る声も良かったけど、
今回の響かせる歌い方も本当に素敵です。
Broadway公演へのトランスファーの噂が出ているけど、
公演よりもキャストレコーディングお願いします。

ちなみにJoshuaが、リハ前からCharacter Developmentや
音楽の解釈をTiktokにアップしていまして。(1,2)
これが作品の理解に役立ちました。

この作品、もちろんJoshua Henryが圧倒的に上手だったんだけど、
ある意味想定内。
意外にも良かったのがMotherのCaissie Levyでした。
白人って、彼らの立場から見れば、自分の立ち位置が侵される、
という感覚を持つ時代だったと思うんだけど(実際にFatherはそう)、
彼女が始めは典型的な自分を出さない母から、
時代の変化に敏感に対応し、そして強さと、さらなる温かさを持つ母親に。
このトランジションがすごく良かった。

彼女、キャロラインの時もそうだったけど、
お母さん役がすごく上手い気がします。
その時代設定の母親像と、今の解釈をすごく上手に織り交ぜる人だなぁと。

反対にUranowitzは期待値が高すぎたかも。
あんまり印象に残らないTahtaでした。

そして作品としても、まぁ作品の強さと、その時の情勢に乗っかったもので、
今、としての演出はあんまりなかったかなと思います。
NYCCだからセットが簡素になるのは仕方ないとしても、
もうちょっと何か演出でおお、と思うものが欲しかった感じがしました。
2017年かな、にDCで見たRagtimeがそれを追い求めた内容だったから、
ちょっと物足りなさを感じたかな。

総括するなら、Joshua HenryはNational Treasure、でした。

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